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Sweet Bomb NEXT  ~ 今度は異世界で大暴れっ!  作者: 白河・DG・夜舟
転移二十八日目っ! ~ みーよが、大聖女に!

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219/247

219.「その辺で良いか?」

 守護結石が置かれている部屋を後にして、再び階下に皆で降りる。

 守護者は、あの空間にずっといなければならないわけでも無いらしい。でも、何かあったら対応できるように、近くにいる方が望ましい。

 そういう理由(わけ)で、下にも部屋があるのね。

 3つ部屋があり、守護者の居室兼寝室、さっきエロハゲたちがいた談話室、そして執務室になっている。

 さっきエロハゲたちがいた談話室に全員で入ると、案の定というか、睨まれた。

 どうやら、さっきの“放送”は、ここでも観られたらしい。

「お前ひとりで倒したようなことを言いおって。汚い奴だな」

 言うと思った。

「仲間と一緒にって、言ったでしょ。大体、アンタがとっととトドメを刺しちゃえば済んだ話じゃないのさ。あたし、ザコの引き剥がしはキッチリやったよ?」

「やかましいわ。相手のレベルが違うだろうが」

「ソッチが言い出しておいて、何言ってんの。出来ないなら最初からあたしに任せなさいよ」

「なにをぉ」

「なによぉ」

 ン、肩を叩かれる……

 あ、みーよ、そんな怖い顔で睨まないで。

 ため息まで、吐(つ)かれちゃった。

「ザイモン様も、あまりわたしの付き人を挑発しないで下さいませ」

「挑発などしとらん。当たり前のことが分からん奴を指導してやったまでだ」

「な、なによぉ、あたしが悪いっての?」

「気づかんのか、このデカ乳娘が」

「ふざけんなエロハゲが。アンタの頭の悪さを押し付けないでよね」

「郁ちゃん、どうどう」

 両手で肩をポンポンと叩かれちゃった。

 だってしょうがないでしょ、あたし、コイツ大嫌いだもん!


挿絵(By みてみん)


「その辺で良いか?」

 あ、副官にそっと、たしなめられちゃった。

「ザイモン殿、パーティーのメンバーの方々、此度の優れた働きに、厚く感謝申し上げる」

 司令官が、深々と頭を下げると。

 取り巻きの部下たちも、同じように頭を下げた。

「い、いや、理解して貰えるなら、充分だ」

 さすがに鼻白んだらしく、ちょっと戸惑い気味のエロハゲ。いい気味だわ。

「我々の立場上、公に褒章するということは出来ぬのだが、オラクルに帰られた際には、そちらの記録官の祝福の元、正式に戦歴として加えられるであろう。

 こちらとしては、オークどもの戦利品の評価に色を加える事位しか出来ぬが、許して欲しい」

「いや、立場は弁えておる。心配されぬよう」

 へえ、自分勝手かと思ってたけど、ちゃんとした話し方も出来るのね。

 普段から、そうしなさいよ……

「鑑定もまだ済んでおらぬ故、後程、共に食事でも如何か? 戦時下故、大したものは出せぬが」

「いや、遠慮しておこう。留まるのでなければ、長居は無用。鑑定も、概算は出ているのであろう。半分だけ貰っておく。残りはコイツら物好きたちにくれてやってくれ」

「食事に毒など入れぬぞ? そのつもりであれば、とうに行っておる。

 かの有名な厄震拳の武勇伝など、ぜひとも聞かせて貰いたかったのだがな」

 副官が、横から口をはさんできた。司令官の事を悪く思われたって所かな?

「そういうことではない。皇龍公国の内情を、儂はよく知っているというだけの事だ」

 エロハゲ、何を知ってるつもりなんだろう?

 みーよがこの人たちに協力するって言ってるんだから、別に問題はないんじゃないの?

 司令官が、副官を軽く手で止めた。

「そうか……あい済まぬ。貴殿とは、再び出会いたいものだな」

「そうだな。その機会は、そう遠くはないかもしれんがな」

「そうならないように、努力する」

「頼む」

 なんか、意味深な話をして。

 エロハゲと愛人たちとデンは、退出していった。

 取り巻きの一人が、彼らに付き添っている。報酬の話をするのかな?


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