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Sweet Bomb NEXT  ~ 今度は異世界で大暴れっ!  作者: 白河・DG・夜舟
転移二十七日目っ! ~ ポートビリア救出作戦っ!

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209/250

209.アンタらならうまくやると思ってるけど

 そうと決まれば、フルスロットル。

 と、行きたいんだけど、ね。

 オークの歩哨をかわしながら、コッソリと本陣に接近したいんだけど。

 どうも、向こうにも、こっちの大まかな位置はバレてるみたいなんだよね。星落としの準備中の魔力を、検知されちゃうらしいんだわ。

 そしてこの迷彩、車の姿は見えないけど、音は消せないらしい。

 みーよは消音の奇跡を使えるけど、そうするとこっちも音が聞こえなくなるので、それは出来れば避けたい。

 なので、スピードが出せない。大きな音がしちゃうからね。

 あと、タイヤの跡は消せないので、何かが通ったというのはすぐに分かる。

 だから、一度気づかれちゃうと、車の周辺にオークどもが集まってくるでしょうね。

「ボチボチ、限界だと思う。いくら透明でも、触られると見つかるんでしょ」

「そうだな。ここで降ろしてくれ」

 シュトルムの言葉に、車を止める。

 エロエルフが透明化している布を広げて、荷台からエロハゲや猫娘、デンが降りてくる。

 先に降りたシュトルムたちのスペースに、乗り込んできた。

 デンがあたしの隣に。助手席にはみーよ。

 後部座席は猫娘と布エルフ、そして愛人たちに挟まれるのがエロハゲだね。

「オークどもを、なるべくここに引き付ける。健闘を願っている」

「任せろ」

 シュトルムとエロハゲが言葉を交わし、あたしは車をゆっくり走らせる。

 と、クチュクチュが飛び出していく。

 透明化が解けたけど、身体が小さいのですぐには見つからない。

 離れた処で、破裂音!

 音を鳴らしながら、どんどん移動。

 オークたちが注目する。

「今だ!」

 シュトルムたちが、逆の方向に走り始めた。

 何する気?

 と、ヴァラミンが杖を高く掲げた。

 大地が、隆起し始めている?!

 直径10メートル程の円柱状に、どんどんせり上がっていき、高さも5、6、どんどん高くなって、10メートル程にまで持ち上がっていった。

 音を鳴らしながら走っていたクチュクチュが、オークたちに追われながら、今しがた造られた円柱の上に、鉤付きの細いロープを投げる。

 そのまま身軽によじ登っていき、高い所からパンパンと音を鳴らした。

「うわぁ、やるねぇ」

 連係プレイに見とれていると。

「出せ」

 嫌な声。

「アンタが指図しないでよ」

 周囲にオークどもはいない。みんなクチュクチュたちが引き付けてくれた。

 サイドミラー越しに、高い円柱を壊そうと群がってくるオークどもと、弓矢で応戦しているシュトルムを確認して。

 なるべく音を出さないように、慎重に運転する。

 アンタらならうまくやると思ってるけど。

 死なないでね。


挿絵(By みてみん)

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