↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Sweet Bomb NEXT  ~ 今度は異世界で大暴れっ!  作者: 白河・DG・夜舟
転移二十七日目っ! ~ ポートビリア救出作戦っ!

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

207/252

207.アンタ、そんな声だったのね

 みーよが、ピックアップトラックを奇跡で召喚(よ)びだした。

「なんじゃ、これは?」

 マクロン閣下が、興味津々で見つめている。

 というか、他の面々もビックリしている。

「付き人への報酬ですので、彼女以外は操作できません。座席に6人、後は荷台に乗って下さい。荷台は、出来れば前衛の方が宜しいと思われます」

 あたしが運転手、真ん中にクチュクチュ、助手席にシュトルム。

 マクロン閣下とヴァラミン、みーよが後部座席。

 荷台にはエロハゲと愛人二人とデンが乗る事になった。

 愛人のうち、全身布人間(中身は銀髪浅黒美人エロエルフ)の方が、荷台いっぱいに布を敷き詰めていく。ついでにテントのように、上の方も覆った。

 中が、見えない。

 デン、あの中に入るの?

 ヤラシイことされ……るわけないか。アンタ、エロハゲの好みじゃなさそうだしね

 それにしてもこの布テント、走ってる時の車の風圧で飛ばされないんでしょうね?

 いや、そんな訳ないね。どう見ても不思議素材だもんね。

「敵地に近づいたら、馬車全部を迷彩で覆う」

 低いハスキー声で、あたしに言う布人間。アンタ、そんな声だったのね。

「おっけー」

 まあ、しょうがない。一時休戦にしてあげる。

「みんな乗った? 出るよ」

 周囲を確認して。

 居残り組に見送られて、冒険者ギルドを出発した。


     ~ ・ ~


 正門の脇に、記録官のじいちゃん。ついでにお付きの近衛騎士たちが、松明で周囲を照らしている。

 こっちもライト全開なので、眩しいね。

 全員、車を降りて。

 記録官じいちゃんが杖を振るって、あたしたちにアストレージの記録の祝福を掛けてくれた。これで、報酬の根拠がちゃんと得られるってわけね。

 再び車に乗り込んで、門番たちの敬礼を受けながら、オラクルの門を潜り抜けた。


     ~ ・ ~


挿絵(By みてみん)


 中継地オノ村まで30分。寄らずに通り過ぎる。

 ここで夜明けの最初の光が、大地に注ぎ始める。

 車酔いしてる人は、いなさそうね。荷台組は分かんないけど。

 これは、シュランが弱すぎるのか。

 オーク・アグフたちと交戦した村の残骸地を抜けて。

 オーク分遣隊との激戦地も通り過ぎて。

 オーク本隊の駐屯地も通過するだけで。

 川沿いの、誰もいない道を、車を揺らしながら駆け抜けていく。

 森の色も濃く、野生動物や魔物どもが潜んでいそうな奥地だけど、今ん所は何も遭遇しないね。

 道は、一応馬車が通った跡があるので、間違ってはいないみたいね。

 そのまま3時間位、走ったかしらん。

 川を離れ、草原まで出た処で、少し休憩。

 みーよが折り畳みテーブル、椅子、コーヒーセットを出している間に、あたしはドローンで周囲を警戒。上空高くまで飛ばして、周辺を航空写真風に撮影。

 地平線の近くに、大きな河。

 街があるね。そこから煙が2筋、たなびいている。

「なんじゃ、その魔道具」

 マクロン閣下は、画面に映し出される風景よりも、タブレット本体の方が気になるみたいね。

 でも、すぐにオシゴトモードに切り替わった。

「方角と距離が分かるのは、ありがたいな。星落としの準備を始めたいが、馬車の揺れがひどくて集中できん。ザイモン、お前の“繭(コクーン)”に入れて貰えんか?」

「お断りだ。誰が好んで爺なんぞ。繭には儂と儂の女しか入(い)れん」

 うわぁ、ヤラシイ。

 それに、デンはアンタの女じゃないでしょ?

「マクロンさま、わたしが結界を張りますので、それで如何でしょう?」

「わたくしも揺れをとどめて差し上げますので、ご準備なさって下さい」

 横からみーよとヴァラミンが声を掛ける。

 うん。爺ちゃんモテモテだね。

「良かろう。よろしく頼む」

 みんなでコーヒータイム。お菓子付き。

 布人間(中身は……さっき言ったね)が、車を布で覆い始める。

 布が、周囲と同じ景色に変化した。まるで透明マントだね。

 しかもガラスの部分は、中からは景色が見える。

 ナニコレ?

 スゴすぎじゃないの?

「維持するのに少し集中がいる。その間は、戦闘には加われない」

 低いハスキーボイス。なんかクセになる、イイ声だね。

 コヤツ、出来る。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。