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Sweet Bomb NEXT  ~ 今度は異世界で大暴れっ!  作者: 白河・DG・夜舟
転移二十六日目っ! ~ 訓練と実戦っ!

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202/265

202.……ごもっとも、です

 で。

 弓持ち男が近づいてくる。

 どっかで見たんだよね。話もした。オーク軍の討伐の時だ。

 C級冒険者のレンブレンだ。あたしらがオークの小隊を壊滅させた後、追撃してた。全部終わった後、ギルマスから表彰されてたよ。

 小柄な女性の方は、チリチリだったっけ。精霊術士(エレメンタラー)だったと思う。

「命を救われた。礼を言う。さすが、オーク・キラーだ」

 つば広の、羽根飾りがついた帽子を取って、お礼を言われちゃった。

「そっちの獲物を奪っちゃってるかもって、心配したよ」

「チリチリが霊力(スプライト)を使い果たしたんだ。身を潜めてやり過ごそうとも思ったんだがな」

「他に手なんか無いでしょ?」

「奴ら、そのまま周辺の村々を襲撃するつもりだった」

 それで、無理を承知で戦ってたの?

「無茶しないでよね」

「粘っていれば、村人たちが誰かに知らせてくれる。どうしようもなくなったら、最後の逃走手段は残してある」

 へえ、さすがだね。安全は確保済みか。

「お疲れ様です。お怪我は?」

「聖女ミヨ、礼を言う。私は大丈夫だ。だが、チリチリが、もう立っていられない」

「宜しければ、わたくしの“馬車”で休ませませんか?」

「ああ、頼む」

 馬車か。うん、確かにこの世界の人たちにとっては“馬車”だね。

 レンブレンが彼女を抱えて、車の後部座席に乗せている。

 何事か話しているね。

 その間に、あたしとシュランでオークの魔石を回収する。

 こらシュラン、何よそのへっぴり腰は。バッサリやりなさいよ。

 あ、教わってないって?

 まぁそりゃそうだけどさ。


挿絵(By みてみん)


 あら、レンブレンがシュランの元へ。

 やり方を教えている。いいとこあるじゃん。

 回収おしまい。

 みーよが光の奇跡でオークどもの死骸を浄化。

 残った戦利品は女神さまへ奉納。

 ぐふふ、意外な所でぼろもうけね。

 で、レンブレンが、自分たちが獲った獲物を回収したい、頼めるか、だってさ。

 お安い御用よ。何処に置いたの?

 車の助手席に乗って貰って回収作業。シュランは真ん中の席ね。

 後ろは、みーよと眠っているチリチリだね。

 移動。

 藪の中に、大きな水の塊?

 その中に、成獣の雌鹿さんが2頭、水中を漂っている。

 雌鶏ほどの大きさの野鳥も3羽。

 ウサギも2羽。

「すごいね。これ全部、レンブレンが獲ったの?」

「まあな。だが、チリチリがいなければ回収できない。助かったよ」

 そう言ってレンブレンは、水の中に手を突っ込んで、中から獲物たちを取り出していく。

「こうしておけばニオイは漏れない。見つからなければ、他の野獣には横取りされないだろう?」

 そりゃそうだけどさ。そもそも、この水球って、なに?

 普通の人はできないんだけど。

 そう言ったら。

 お前たちの、この“馬車”こそ、なんだ?

 さすが“やりたい放題”だな、って返された。

 ……ごもっとも、です。

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