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Sweet Bomb NEXT  ~ 今度は異世界で大暴れっ!  作者: 白河・DG・夜舟
転移二十六日目っ! ~ 訓練と実戦っ!

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203/248

203.あら、何照れてるのよ。こういうのは、ノリが大事なの!

 獲物を荷台に全部放り込んで。

 上からみーよが、光の奇跡で幌をかぶせて。

 あたしとシュランで、ロープで固定する。

 さ、オラクルに帰ろう。

 結構暗くなってきたんで、照明灯(ライト)を全開。

 この車、多少の悪路(オフロード)なんかビクともしないね。スゴク気に入ったわ。

 20分ほどで、街の正門に到着。

 門番、もう騒ぐこともなく、中に入れてくれた。

 徐行しながら、大通りを進む。

 街の人たちの好奇の目がどんどん刺さるけど、気にしないもん。

 冒険者ギルドに乗りつけて、脇の搬入口? にバックで車を入れる。

 中から出てきた解体職人たちの、興味津々な顔を見ながら、あたしとシュランで幌を剥がす。

 お、興味が獲物の方に移ったね。さすが仕事人。

 手分けして、中に運び込む。

 車はちょっとずらして。

 レンブレンが眠っているチリチリを抱えて、みーよも降りて。

 車のロックは、指紋認証、じゃないね。音声かな?

「ロック」

 口に出したら、ガシャっと閉まる音がした。便利ねぇ。

 

 そのままギルドの中へ。

 受付嬢がレンブレンを案内し、チリチリを奥の部屋に連れていく。

 その間に、みーよがカウンターに、戦利品を並べていった。

 隊長オークのシミター、鉄の丸盾、大きな皮鎧、鉄のヘルメット。

 ガントレットやブーツは、アイツら最初から持ってないんだよね。そういう細かい加工技術は持ってないのか、そもそも発想が無いのか。

 で、オークの魔石が、そのまま討伐証明だね。

 うん、大漁。

 職員たちが手分けして鑑定。

 レンブレンも戻ってきたね。

 シミターは金貨3枚。オーク・アグフの時は金貨5枚だったから、あまりいい品質じゃないんだね。

 予備武器の短剣と小物を合わせて、金貨1枚。

 盾は金貨2枚。皮鎧は金貨2枚、ヘルメットは金貨2枚。シュランに買った防具は大体金貨1枚だったから、ほぼ倍の買取だね。

 隊長オークの魔石は金貨5枚。コマンダーほどじゃないけど、結構なお値段だね。

 オークの魔石の価値=武装とほぼ同じと思ってたけど、コイツは実力の割にはイイ武装を持っていたことになる。

 隊長オーク、金貨15枚。オーク・アグフの半分か。

 で、部下のザコオークが4匹。

 魔石が1匹に付き金貨1枚。合計4枚。

 大ナタが4本で合計金貨2枚。

 予備武器のぼろい短剣が4本で合計金貨1枚。

 全部合わせて、金貨7枚。

 隊長オークの分と合わせて、金貨22枚だね。

 オーク・アグフの分隊んときは、大金貨3枚。金貨30枚ってことだから。

 無茶苦茶、お金になるじゃん。

「郁ちゃん、レンブレンさんと山分けだからね?」

 ……あ、そっか。でも、まあいいや。

 そのレンブレンさんは、自分らは仕留めてはいないから、と遠慮したけど。

 うん、身の危険を冒して、足止めしてくれたからだよね。

 色んな意味で、感謝しかないよ。

 で、22枚分を等分して、金貨11枚を受け取った。

 あたしらの稼ぎから1枚をギルドの酒場に渡して、みんなのエール飲み放題にした!

 大きな稼ぎのお相伴に、みんな大喜びだね。

「光の女神アーリューシャイン様に!」

「“やりたい放題”に!」

「オラクルに肉をもたらすレンブレンとチリチリに!」

「期待のルーキー、冒険者シュランに!」

 あら、何照れてるのよ。こういうのは、ノリが大事なの!

「アズラエール!(乾杯!)」


挿絵(By みてみん)


 ぐわぁーと飲み干して。

 あたしらは、そのまま車で教会に帰る……

 飲酒運転?

 こんなもんであたしが酔う訳ないでしょ?

 一滴でもダメ?

 知ーるーかー

 あ、みーよ、車を奇跡で消しちゃった。

 歩きで帰るの? ケチねぇ。

 ダメったらダメなのか。そうか、しょぼん……

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