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Sweet Bomb NEXT  ~ 今度は異世界で大暴れっ!  作者: 白河・DG・夜舟
転移二十六日目っ! ~ 訓練と実戦っ!

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200/250

200.ギルマスも、色々考えてるんだね

 みんなに見送られて、冒険者ギルドへ。

 夜はともかく、日中では街の中で車は使えないので、徒歩だね。

 ギルドの中は、朝の依頼争奪戦が一段落ついたところで、落ち着きを取り戻している。

 幾人かの冒険者が、あたしらを見て、オッという顔をしている。

 残された依頼書の中に、お目当てがあったね。


 ポートビリアより支援要請

 詳細は受付へ


 まだ細かい事は決まってないみたい。

 取りあえず、昨日、村々を回った分の依頼達成報告を提出。

 受付嬢、あたしらを見て、二階へ行くように勧める。

 特別待遇、ドーモ。


 もう勝手知ったる応接室。

 どっかと腰を下ろして、ギルマスを待つ。

 シュランはいいけど、マイアミ、何でアンタも一緒なの?

 アンタ、当然な顔してるけど、ウチらのパーティーメンバーじゃないでしょ?

 受付嬢が私の事も一緒に指定していたから、良いのだよ。

 それは違うんじゃないの?

 軽口を叩いてたら、ギルマスが受付嬢と一緒に来た。

 紅茶を振る舞われて、受付嬢退出。

 まずは、村めぐりの依頼達成の確認。お礼を言われて、報酬を渡された。

 といっても、一件につき金貨1枚。どこも厳しいんだね。

 3件回ったから、金貨3枚。まあ、30万円の儲け。

 ロクな魔物には出会えなかったんで、そっちの稼ぎは無し。

 ま、こんな街の近くで魔物の群れに出逢ったら、それはそれでマズイけどね。オノ村のゴブリンども、あれ以上増える前に潰せてよかったよ。ホブ3匹とか、結構ヤバかったわ。

 今回はみーよが結界石に理力を込めただけのお仕事だから、移動の交通費と人件費で相殺だけどね。

 まあ、村の事情も分かるのよ。

 本来は収税と一緒に行われる巡礼で、オラクルの大聖女様が年に一回、理力を込めて下さるはずなんだけどね。

 収穫の半分は普通に徴収されるのに、巡礼はして下さらない。けっこうアコギだね。

 で、代わりに聖女を呼ぶにも、費用が高くつく。

 なので、魔物退治と称してみーよを呼びよせて、実は魔物がいなかった。代わりに、奴らが出てこないように何とかして貰えないだろうか?

 では、結界石に理力を込めておきましょうか?

 それは、ありがたい!

 みたいな“茶番”のお仕事だからねえ。

 大っぴらにやると、謀反の兆しアリ、にされるらしい。

 でも、誰かがやらないと、村々に危険が及ぶね。


 その辺の事情もコミでの、冒険者ギルドからの依頼だからね。

 まあ、一階の受付でする話じゃないよね。

「お前らが連れてきたポートビリアのお姫様、なかなかのやり手だな」

 うん、知ってる。

「あっちの支援に、冒険者ギルドの活用とは、上手い落としどころだと思うぞ」

「それ、提案したの、わたしです」

 みーよのすまし顔に、ギルマス、得心した様子。

「なるほどな。あそこの姫様が、そんなやり方を知ってるとは思わなかったが、そう言うことか」

 二、三度頷いて。

「お前らはどうするんだ。行くのか?」

「少し迷っています。結界石の理力を回復させなければならない村々は、まだたくさんありますよね?」

「私で良ければ、代わりに行っても良いのだが」

 マイアミが会話に割り込んでくる。なるほど、そういうつもりだったのね?

「よろしいのですか? ほとんど稼ぎにはなりませんが」

「いや、これも聖職者の勤めであろうしな」

 へえ、マイアミが、ねえ。

「そのことなんだが、マイアミも含めて、街の聖女たちで手分けして行ってしまおうと考えてる」

 へえ、聖女全員で?

「今年も、どうやらオラフレア様は巡礼をして下さらないらしい。実際に被害が出ている以上、ギルドとしても放ってはおけないしな」

 ギルマスも、色々考えてるんだね。

「分かりました。ポートビリアへ伺いたいと思います。アーリューシャイン様は光の眷属。闇に属する者どもを滅することこそ、聖女の使命と存じておりますゆえ」

「ありがたい。ギルドとしても出来るだけの支援は行う。明日の朝には出発隊を編成したい。来てくれるか?」

「承りました」


挿絵(By みてみん)


 応接室を出て、1階のホールでマイアミと打ち合わせ。

「アンタんとこは行くの?」

「オラクルで武術を教えている関係で、私は難しいと思う。ダナンも嫌がるだろうな。だが、デンはむしろ行きたがるだろう。良ければ連れて行って貰えないか? アイツはきっと役に立つ」

 そうだね。それは別に構わないよ。

「報酬は、半分を経費に、残りをわたしたちとデン様の4人で分ける形になりますが、それでも宜しくて?」

 みーよ、シビアな交渉だね。

「本人に聞かねばならぬが、恐らく構わないと思う」

 ふーん、そういうもんなのね。

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