199.留守は任せておいてくれ
朝食の席で、ポートビリアのお姫様の話をする。
向こうの都市が危ないので、支援に行って来るかもしれない。
もしかしたら、長期でこの教会を空けることになるかもしれない。
みーよが、マム院長に話はしているけど、これから冒険者ギルドに行って来る。その話次第だと思う、と話を引き継いだ。
イラドが、留守は任せておいてくれ、と胸を張る。
いや、アンタさ、シュラン以下の実力なのに、どうしてそこまで言えるかなぁ?
……ま、いないよりはマシか。
ケイトとエレナが不安そうだけど、オークをたくさん殺しに行く、というと顔つきが変わった。
マム院長が、そんな彼女たちの気持ちを察しているね。
元々、光の女神アーリューシャイン様は闇の眷属と戦うために、このオラクルに聖女を遣わしている。
故に、現聖女のミヨと付き人イクミをオークどもとの戦いの最前線に遣わすのは教義にかなっていると、後押ししてくれた。
そして、シュランの修行のためにも、その方がいいとも。
アリが悲しそうな顔をするけど、シュランは、俺、死んだりしないからと、きっぱり宣言する。
そんな兄弟子を尊敬のまなざしで見つめるカンタ。
その横で、アリを気遣っているリコット。
イーシュは、少し羨ましそう、かな?
アンタは多分、アオイと一緒にオラクルに残るんだろうね。
で、マイアミはどうする?
「冒険者ギルドに、一緒に顔を出しに行く」んだってさ。あたしらを見て決めるらしい。どうも、付いてくるつもりみたいね。
ま、いいけどさ。




