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Sweet Bomb NEXT  ~ 今度は異世界で大暴れっ!  作者: 白河・DG・夜舟
序 ~ 異世界召喚っ!

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2.ええい、話が進まん!

 あたしたち家族(ファミリー)が呼び出されたのは、次の日の夕方だった。

 あたしはいつも通りの週一ドーリング(公式戦)で、もちろん勝って、連勝記録を30に伸ばしていた。通算200勝まで、あと23勝。ま、数字にはあんまりこだわらないけど、ハイスクール卒業までには、順調にいけば決まりそう。

 いちいちコロニーを離れて試合会場(ステーション)まで行かなきゃならないのが面倒だけど、公式戦だからねー

 他のコロニーからも、同じようにドーラー(パイロット)を始めとしてチームが遠征にくるから、ま、しょうがないか。

 それなりに強い相手しかこないので、あたし的には満足してる。

 ……待て待て、そんな話なんかどうでもいいのよ。どーも話がそれるのはあたしの悪い癖だわ。

 あたしたちがドーリングしてるのは、母ちゃんにバレちゃってる。でも、おおらかな母ちゃんは、危ないとか殺し合いだなんてヤメテとかイワナイ人なんで助かってもいる。

 ついでに、あたしの中でパパが生きているのもバレてる。

 あたしの立ち合いでパパに会わせているし、なんなら、みーよも交ぜて、家族(ファミリー)として生活していたりする。

 機密事項はどーなっているのよーとか思わないでもないけど、家族(そういうこと)としてなら範囲内らしい。

 で、母ちゃんは妊娠8か月。

 あたしたちには、まもなく、弟が生まれる。

 父ちゃん手が早いなーとからかってみたら、母ちゃんが「この人、床上手なのよ、ウフフ……」と逆襲(カウンター)爆弾(Bomb)をブチかましてきて、コッチの方が顔真っ赤にさせられちゃった。んもー母ちゃん、娘にそういう性教育はナシにしてよ、こっちは純情女子高校生(ウブな青春)がウリなのよっ!

 ま、親の仲が良いのは、子供にとって最高の教育だけどね。

 あたしもいつか、ギルティと、ウフ、ウフフフ……

 はっ!

 話がちっとも進まないわっ!

 これだから恋の話はサイコーなのよー!

 じゃなくて。

 この宇宙ステーションは、ドーリング会場も兼ねてるけど、様々な研究、開発も行われている。

 こないだ、あたしたちのコロニーが採掘権を獲得した小惑星の中から発見されたレアメタルも、ここで研究されているのだそうで。

 なんでも、人類の進歩の為なのだから、一介のコロニーで独占するのはいかがなものかと横やりを入れられまくったらしい。

 本来なら戦争勃発でもオカシクない程の価値があるものを、ドーリングで決めるだなんてケシカランとかなんとか騒がれたともある。

 あー別にいいじゃん戦争よりはるかに平和でしょ?

 とかあたしは思うけど、あたしたちのアルタイルコロニーと、採掘権を争ったシリウスコロニーは、互いをライバル視というか、あんまり仲が良くない。

 うちの父ちゃんと母ちゃんを見習いなさいよ、ついでにあたしのパパも交えて、3人で仲良く思い出話してんのよ、パパはあたしがいないと画面にでてこれないから、あたしも付き合わされてんのよーとか思うけどね。

 ……ええい、話が進まん!

 試合が終わった後、あたしとオーナー(父ちゃん)(げん)さんのいるオーナールームに、母ちゃんが尋ねて来た。大きなお腹を抱えて。

 その身体で(妊娠8か月が)コロニーを離れて宇宙ステーションはマズいでしょ、途中で破水でもしたら危ないんだよ、と気遣うあたしに。

 母ちゃんは「家族(かぞく)だから、来たのよ」と、珍しくキリッとした顔でのたまった。

 ま、そうだね。そうだよね。

 もう一人の家族(親友)

 弟が生まれれば、文字通りの異父姉妹として血が繋がる、もう一人の家族。

 そうだね。母ちゃんにとっても、文字通りの、血のつながった娘になるんだもんね。

 みーよ。

 あんたは、あたしが、必ず助けるからね。

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