↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Sweet Bomb NEXT  ~ 今度は異世界で大暴れっ!  作者: 白河・DG・夜舟
転移二十五日目っ! ~ 教会の、炊き出しっ!

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

190/273

190.こういうのは、貰ったものを半分返すモノなんだとか

挿絵(By みてみん)


 炊き出しが終わって、後片付けしていると。

 青の教会の方々が、お見えになられたわ。

 おっかさん、アオイ、イーシュの3人。

 何しに来たの?

 あ、みーよに睨まれた。だってー

 ほら、マムちんも同じように思って……ないね。

 出迎えて、久しぶりだねぇとか言われてるよ。

 エレナとケイトも、おっかさんの方に駆け寄っていく。

 あらあらエレナ、抱き付いちゃってるよ。

 ケイトもそうしたいところを、我慢してる感じ。

 あたしも、アオイとイーシュの所に行く。

「どうしたの?」

「女性たちの、人族への帰還が終わったので、お礼と清算に来たんだけど」

「炊き出し、やってたんですね。タイミング悪かったかなぁ」

「終わったんで、大丈夫じゃない?」

 とは思うけど、ここの責任者であるマムちんの判断が優先だね。

 と、マムちんにおいでされちゃった。

 青の教会の方々と話がしたい。で、あたしも一緒?

 シュランとカンタが、大きいのは僕らで片づけられるから大丈夫、だってさ。

 君ら、なんか、どんどん立派になっていくねぇ。

 お話し合いね。はーい、あたしも行きます。


     ~ ・ ~


 おっかさんが来たのは、あたしとみーよがお手伝いしたので、その清算のお話だった。

 え? 大金貨1枚? 多すぎない? そこまで働いてないよ?

 そもそも、あたし2日位、入院してたし。その治療費どうすんのさ。

 え、それはいいの?

 で、見合う働きをしてくれたから、受け取って欲しいの?

 マムちん、これって大丈夫なもんなの?

 マムちん曰く、こういうのは、貰ったものを半分返すモノなんだとか。

 あたしらの稼ぎを教会へ奉納するときも半分。

 今回の女性たちの処遇も、ウチの教会で大金貨2枚を出しているので、半分の大金貨1枚を戻すのが暗黙の了解なんだとか。

 税金関係も、そういうものらしいけど、それは今の話とは関係ないね。

 なので、ウチらが報酬として受け取って、女神さまを通して教会に奉納して貰えれば、それでいいんだってさ。

 そんなことしてたら、青の教会が儲からないというか、やっていけないんじゃないの?

 いや、そもそも青き清浄の教会は、その教義からして清貧をまとうべきなんだそうです。精神を病んだ者たちに救いを施すことこそ尊いので、私欲を肥やすような事をしてはいけないのだとかなんとか。

 ただ、代わりに強力な理力を授かるので、充分にやっていけるらしい。

 でも、おっかさん、割とカネ勘定してるんじゃないの?

 いや、否定してるわけじゃないよ。そういうことをする人がいないと、本当に立ち行かないでしょ?

 だから、あたしゃ直接の術が使えないんじゃないか、と言われちゃった。

 そういうのはアオイとイーシュに譲ったんだって、さ。

 昔は使えた。で、マムちんと、この街の大聖女の座を争ったんだとか。

 ああ、もちろん平和的に、人々の支持の多い方がその座に就く、という形で。

 おっかさんは、マムちんが勝って、オラクルの大聖女になってからも、青の教会へは権益と資金援助が与えられていた。

 それにマムちんが巡礼などで不在の間の代理として、街の守護も任せられていたんだとか。このお仕事にも、高い報酬がでるそうな。

 ちなみにマムちんの旦那は、トルモルト教会の聖人だったんだって! って話はしたんだっけ?

 そういえば、こないだ、青の教会で各宗派の偉い人たちが集まっていたけど。

 そのうち少なくとも2派がマムちん陣営だったって訳?

 へえ、若い頃のマムちん、相当なもんだったんだねぇ。


 そういう話だったんで、大金貨1枚を受け取って。

 青の教会の方々が、コーヒーを堪能してからお帰りいただいたのち。

 片付けが終わった子供たちやケイトを呼び集めて。

 奉納の儀式。

 金貨5枚ずつ、教会とあたしらで分けました。

 はい、シュラン、お前の取り分、金貨1枚ね。

 い、いや、さすがに受け取れませんよ。

 いや、アンタ、あの場にいたじゃん。

 で、でも。

 命がけで、体張ってるんだ。

 この程度、普通だって顔して貰っときな。

 じゃないと、同業者に舐められるよ。

 そう教えると、少し顔つきが変わってきた。

 ま、そうやって、大人になっていきなよ。

 子供と大人の違いは、自分で稼げるかどうか、自分で自立できるかどうか、だからね。

 将来、アリと世帯を持つんだろ?

 俺は稼げる男だ。そうアピールしとくもんだろ?

 そういう場を、見せてやってるんだよ。

 ま、口には出さないけどねぇ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。