↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Sweet Bomb NEXT  ~ 今度は異世界で大暴れっ!  作者: 白河・DG・夜舟
転移二十四日目っ! ~ ゴブリン退治に出発っ!

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

180/276

180.美しいものは、美しい

 談話室に入ると、朝ご飯の支度が整っている。

 2人、人数が増えたんで、レイアウトを変更したみたい。

 マムちんが長方形のテーブルの端。上座に座るのは、そこが定位置だから。

 向かって右も、みーよの定位置。

 左は、普段はアリちゃんなんだけど、一個ずれたね。

 そこに座るのは、ふくよかケイトさんだね。

 一晩で、マムちんと随分打ち解けたんだね。

 で、アリ、ちびちゃん、リコット、ちびちゃん、と並ぶ。

 反対側、みーよの隣はシュランとカンタ。

 アリやリコットの真向かいになるね。

 カンタの隣は期間限定の弟子、イーシュ。

 わんこどもが、それぞれ向かい合ってその隣に座り、その隣というか、長テーブルの端はあたしの指定席。遠いけどマムちんと向かい合う感じ。

 で、イラドがケイトの側に行って、片膝を床についている。

「お美しい方、お名前をお伺いしても?」

 ケイトが戸惑って、マムちんに、これどうしたらいいんですかと目で訴えかけている。

 わ、私に聞かれても、ねえ?

 うん、そうだね。飼い主(あたし)の責任だね。

 わんこの首根っこ掴まえて、席に連れ戻す。

「なにやってんの? アホなのは知ってるけど」

「い、いや、ご挨拶を」

「なによ、また求婚(プロポーズ)する気?」

 あたしの言葉を聞きつけて、ケイトが眉をひそめる。

 女の子たちも、みんな似たような顔、態度。またか、コイツは。

 シュランとカンタは、面白そうな珍獣を観察する様子。今度は何をヤラかすんだ?

 イーシュは、この人スゴイなと、軽く尊敬。いや、そんなのじゃないから。

 マイアミはあきれ顔。こんなのと俺が同列なのか。

「ま、まあ、挨拶がてら、求婚を……」

 うん、知ってる。お前はそういうヤツ。

 求婚をなんだと思ってるんだろうね。

「イラドおじさん、師匠の事はあきらめるの?」

 カンタのツッコミに。

「い、いや、どっちも手に入れるから」

 真顔で話すイラド。

 ……コイツ絞め殺しても(アナコンダで)いいよね。今すぐここで。


挿絵(By みてみん)

 

 朝ごはんはいつも通り美味しかった。とても美味しかった。

 食後のコーヒーは、みーよがケイトに淹れ方を教えて、彼女が振る舞ってくれる。

 その様子にみとれるイラド。怪訝そうなケイト。この人なんなの?

 うん、気にしなくていいよ。あんまり酷いならヤキいれるから大丈夫。

 そ、そうなんですか。

 などと目線で会話(アイコンタクト)しながら、あたしの分のコーヒーを置いてくれる所作が素敵。

 アリちゃんの、初々しいというか、たどたどしいのとは全然違う。

 んと、メイドとしての教育をしっかり受けている感じ。

 ま、メイドのなんたるものかなんて、よく知らないんだけどさ。

 でも、知らなくても分かる。美しいものは、美しい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。