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Sweet Bomb NEXT  ~ 今度は異世界で大暴れっ!  作者: 白河・DG・夜舟
転移二十三日目っ! ~ 青の教会に集まって儀式っ!

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177.「毎回の事だけど、派手にやってるね」

「毎回の事だけど、派手にやってるね」

 杖を光らせてカンタの治療をしながら、時折、みーよがあたしを睨む。

「手加減はしてるよ。じゃないと、もう何十回か死んでるよ」

「うっ……」

 平然と言い放つあたしに、さすがのカンタも返す言葉がないみたいだね。

「それは分かるんだけど、もう少し優しく教えてあげないの?」

「ん-カンタ、ちょっと勘違いしてるみたいなんでね」

 みーよが、肩をすくめた。この方面は、自分が口出しするものではないと思ったらしい。

「はいおしまい。シュラン、来て」

「はい」 

 ざっと見て、みーよが本格的にあたしを睨む。

「カンタはともかく、シュランはわたしの付き人でもあるんですから」

「ミヨ様、俺はこれ位、師匠に厳しくしてもらった方がいいので」

 あら、ワーワー言われるなと思ったら、シュランが自分で止めに入ったよ。

「そんなこと言っても……」

 脇腹のアザの具合に、顔をしかめるみーよ。

 手を当てて、治療を始める。

「アリちゃんが見たら、卒倒するよ?」

「じゃ、ナイショでお願いします」

 結構痛いんだろうに、顔に出さないシュラン。


挿絵(By みてみん)


「骨まではイカナイように手加減はしてるよ」

 本気で蹴ったら死んじゃうしね。

「そういう問題じゃ……まあ、シュランがそれでいいなら、わたしがどうこういう話じゃないのは分かってるけどね」

 ブツブツ言いながら、それでも手際よく胴体、両手、両足を観察していく。

「思ったより、怪我が少ないね」

「そうですか。やっぱり痛いのはイヤなんで、真剣に護ってますよ」

 真剣、ね。

 そういう形で、教えてるのね?

 ま、そういうこと。

 みーよとアイコンタクトして。

「ビール、飲む?」

「うん」

 おいでされて、談話室へ。

 ようやっとダラダラできるわー


 2本目を開けるころ、シュランがシャワーを浴び終わったようで、こっちにやってきた。

「俺にも、貰っていいですか」

「そういう遠慮はいらないよ。同僚だからね」

 薄いシャツの下から、細い筋肉が浮き出ている。

 全身から、まだ湯気が昇っている。

 冷たいビールがよっぽど美味しいらしい。呑み終わった顔が、なんとも言えないような可愛い顔してる。

 推定13歳。こんなのにビールなんか呑ませていいんだろうか、あたし。

 でも、この世界は15歳で成人。

 市井の子供たちは10歳にもなれば、実家を出て奉公生活を始めるのだそうで。

 シュランは、むしろ職業を決めるには遅い位だね。

 なので、もう大人として扱っていいと思うんだよね。

 もう一本渡してやると、今度は味わって飲み始めた。

 あたしも3本目は味わうように飲む。

 で、エロハゲとの死闘や、オークの捕虜だった女性たちに巣くう憑依体を追い出した話などを、酒のつまみに聞かせてやった。

 そうこうしているうちに、夕食の支度が整ったようです。



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