↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Sweet Bomb NEXT  ~ 今度は異世界で大暴れっ!  作者: 白河・DG・夜舟
転移二十三日目っ! ~ 青の教会に集まって儀式っ!

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

175/276

175.これからもいっぱい食べてね

 女部屋が騒がしい。

 覗いてみると、シャワールームの前でケイトとエレナがキャーキャーいっている。

「こんな立派な設備、見たことありません! さすがは魔導帝国ですね!」

「私んところなんて、桶に汲んだ水で身体を拭いて終わりだったもん!」

 でしょでしょ、スゴイでしょ、と、アリやリコットもご満悦ですね。

「んー盛り上がってるところ、悪いんだけど」

 4人が一斉に振り向いた。

「ケイトとエレナに、普通の服を買ってあげたいの。院長先生に叱られちゃったんで」

 アリとリコットが顔を見合わせて。

 あーそうだよねーと頷き合った。

 新しく教会に入った人たちの歓迎会ということで、服を買いに行くついでに、必要なものも買おうということになったらしい。

 マム院長とちびちゃんたちに留守番を頼んで、他の全員でもう一度街までお買い物に出かけることになった。

 みんな、それぞれいろんな事情を抱えてるんだと思うんだけど。

 意外に打ち解けるのが早いね。

 まあ、エレナはカンタ並みに元気だし。リコットとも仲良くできそうだね。

 ケイトは年齢が高いだけあって、落ち着いてるんだよね。子供たちも慣れて来たのか、安心感を抱いているみたいだね。


 食料品の市場での買い物は、俺が見守ります。もう何度も来ているし、大丈夫ですよ。

 シュランの言葉を信用して、子供たちに食料品の買い物を任せて、あたしたちは古着屋に向かう。

 店主に、お、なんだ、という顔をされたが、黄色い見習い服の二人の服を見繕って欲しいと頼むと、事情を察して、店内を案内してくれた。

 好きなのを選んでいい、替えも欲しいので2着買ってねと言うと、恐縮されちゃった。いいのよそんなの。大した金額じゃないわ、古着だし。

 ついでにサンダルも購入した。いつまでも青いサンダルを履かせられないのよね。

 やっぱり、履き替えると、青い光になって消えてしまった。御役目御免ってわけね。


挿絵(By みてみん)


 ケイトはダークブラウンのワンピース。替えはベージュのシャツとチャコールブラウンのロングスカート。

 服選びのセンスがあるみたい。偉い人にお仕えしていたみたいだから、そういう教育をされてるのかしらん。

 エレナは何を選んで良いか分からないみたいなので、ケイトが選んでくれた。こっちもワンピと、替えにはシャツ、スカートだね。

 全部で4着。金貨1枚。新品御仕立て上がりの約4分の1だけど、小物を買ってないからこんなもんだと思う。材質も全然違うしね。

 うん、そのうち、新品を仕立ててあげましょうね。


 店を出ると、ちょうど子供たちが、食材を詰め込んだ荷車と一緒に、あたしたちと合流する所だった。

「わあ、素敵ですね」

 アリちゃんが、ケイトの格好を褒める。

「そうですか? ありがとうございます」

 ケイトもまんざらでもないみたい。

 ふくよかな彼女でも似合うサイズがあって良かったよ。

 身体のサイズは、あたしの方が一回り大きいんだけど。

 お腹周りはあたしの負け。いや、勝ち負けじゃないか。

 体重(パウンド)は同じ位なんだって事は、オークの憑依体を追い出した時に組んず解れずしたんで知ってるんだ。

 この世界で太れるってことは、以前は好い所にお勤めだった証拠だね。

 大丈夫。あたしらが飢えさせたりしないよ。

 ウチらの教会でも、これからもいっぱい食べてね。

「エレナちゃんも可愛いよ!」

「そう? ありがと!」

 カンタが褒めると、エレナもスゴク楽しそう。

 あ、ジトっとリコットが睨んでいる。

 これは、もしや、恋の三角関係?

 うーん、この浮気者めってコト?

「でも、リコットもすっごく可愛いんだよ!」

 なんかテンションが高いカンタ。

「え、あ、そ、そうかな……」

「そうだよ!」

 こんどはそっちの手を取って上下にブンブン振り回す。

 エレナも一緒に、手の動きに合わせて飛び跳ねている。

 これは、リコットに服を買ってあげた時のテンションを思い出したってヤツか。

 そうだね。恋愛の泥沼(さんかくかんけい)は、君らには、まだちょっと早いのかもね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。