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Sweet Bomb NEXT  ~ 今度は異世界で大暴れっ!  作者: 白河・DG・夜舟
転移二十二日目っ! ~ 子供たち、頑張れっ!

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165.ああ、なんか、いいなぁ

 装備を付けたまま、剣の素振りをさせる。

 とにかく、身体に馴染ませる。

 剣も鎧も、身体の一部になるかのように。

 盾は持ったまま。剣を振るう時は身体の横に。振り戻す時は身体の前に。

 何度も何度も、繰り返し行わせる。

 ああ、なんか、いいなぁ。

 若い子が自分を信じて稽古に打ちこんでる姿って。


挿絵(By みてみん)


 1時間位、基礎動作を行わせた後は。

 シュランの模擬剣を借りて、あたしが軽く打ち込みを始める。

 盾で、剣で、とにかく防いでみせな、と前置きして。

 速度を落として、上下左右から打ち込んでいく。

 最初はまるで話にならなかったけど、だんだん分かってきたみたいで、1時間後には、ほぼ防ぎきるようになってきた。

「モノになってきたじゃないか」

 息が上がっていても、達成感があるらしくて、笑みがこぼれている。

「はい。でも、まだまだです」

「そりゃそうだね。よし、一旦休憩」

「は、はい……」

 シュランは腰を落とそうとして、急に崩れ落ちた。

「あ、あれ……」

「ハハ、緊張が解けたみたいだね。そうやって、基礎体力を付けていくんだよ」

 シュランが休んでいる間、あたしは仮想オーク・ジェネラルを呼び出して、自分の稽古を始める。

 なんか、楽しそうに一生懸命稽古しているシュランに、触発されちゃったわ。

 こないだは、アギト・ナイフが肩に刺さって取れなくなったんだよね。

 断ち切る強さが欲しい。貫く勇気が欲しい。搔き斬る速さが欲しい。

 目を、鼻を、首を狙って、アギト・ナイフを突き刺しては離れる。

 左右に身体を振って翻弄し、背中に向かって跳びかかっては離れる。

 発勁の応用でアギト・ナイフにひねりを入れて、溜めた力を先端から放出してみる。

 うわ、これ、すごく疲れる。

 実戦では使えない、かな……

「おう、ししょう。ししよー!」

 なんか聞こえる。

 あたし?

 あ、あたしだ。

「……ゴメン、夢中になってた」

「いや、大丈夫です。見てて、参考になってます」

 そういってくれると助かる。

 いつの間にか、日が暮れかかっている。

 ぼちぼち、夕食の時間だね。

「……あがろうか」

「はい」

 あたしたちは、建物の中に入った。

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