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Sweet Bomb NEXT  ~ 今度は異世界で大暴れっ!  作者: 白河・DG・夜舟
転移二十一日目っ! ~ 迷宮から帰還っ!

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150/160

150.なるほど、面白いね、これ

 仕留めたコボルトは全部で21匹。ダナンの弓で10匹。あたしが直接殺したのが9匹。瀕死に止めを、ダナンとマイアミで1匹づつだね。

 コボルト・ガードはあたしとダナンでそれぞれ1匹づつの討伐。

 コボルトの魔石は、ゴブリンよりはマシ程度の価値だとか言ってたね。

 確か第2層で、30匹程度の群れに遭遇したんだっけ。

 ただ、クロスボウが結構なお値段になるんだとか。

 あとは、コボルト・ガードの山賊刀と、ダナンが倒した方の大剣(グレート・ソード)だね。

「名前ありの魔物の討伐者は、武装を自分のモノにできるんじゃが、お前はどうするんだ?」

 名前あり?

 まあ、ガードって名前がついてんのか。

「ん-使わないかな」

「わしも、いらんわ」

 という訳で、売っぱらって山分けでいいよね。

 ガードの魔石は、オーク・コマンダーと同じ価値の大金貨1枚。これは大きいね。

 あらかた処理が終わって、みーよとマイアミで遺骸の浄化を行って。

 コボルトたちがやってきた道をたどると。

 思った通り、転移陣への通路を見つけた。

 マイアミが手をかざして、作動状況を確かめると。

「使えそうですね」

 点検したマイアミが、嬉しそうに宣言する。

 魔法陣の光に近づくと、あたしの意識に、第14階層、が認識された。

「あ、分かった。確かにここ、14階層だね」

 みーよも理解したみたい。

「じゃろう?」

 ダナンもニヤニヤしている。

「転移陣に認識され、登録されたんですよ」

 認識? 登録?

「ええ。次回に潜るときは、第3階層の転移陣からこの地点に跳ぶことが出来ます。まだ、10階層へも行けるとは思いますけどね」

 今回、来るときに転移した階層の事ね?

「深く潜ると、手前の階層に行けなくなるんですよ。まだマッピングも完成していないのでね」

 ふうん。

「今回はここまでにしましょう」

 あたしたちは、魔法陣の中に一緒に入る。

 マイアミが何かつぶやくと、景色がうっすらとかすみ、再び鮮明になった。

「第3階層、だね」

 うん、分かるわ。

 なるほど、面白いね、これ。

「さ、行きましょう」


挿絵(By みてみん)


 第3階層はアンデッド・ゾーンだっけ。

 でも、速足で歩けば、魔物には遭遇しない……事も無かったけど、めんどくさいので振り切った。


 第2階層も問題ない。何も出なかった。


 第1階層は、さすがにゴブリンの群れに遭遇したけど、みーよが強い光で照らし出すと、一目散に逃げていった。

「奴らは、こっちが弱っていると襲ってきますが、手ごわいと分かるとすぐに逃げ出しますね」

「迷宮の帰りで、弱っていそうだと見当でも付けているの?」

「そんなところですね」

 どうせゴミしか出ないんで、追いかける足も勿体ない。

 デンの体調も悪いので、追い足があまり無いしね。

 それでも自分で歩いて、罠とかないかと調べてくれる。アンタ立派だよ。


 その後は何事もなく、地上にたどり着いた。

 設置されている鉄の扉も、マイアミが手をかざすと、ひとりでに開いた。

 太陽の光がまぶしい。

 風が、気持ちいい。

 ん-と伸びをする。

 みーよも同じように伸びをした。

 二人で見つめ合い、笑いあった。

 マイアミが背後で、再び鉄の扉を閉ざした。

「オラクルに帰りましょう」

 街への転移陣に乗り、あたしたちは再び、不思議な力で空間を飛び越えた。

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