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Sweet Bomb NEXT  ~ 今度は異世界で大暴れっ!  作者: 白河・DG・夜舟
転移二十日目っ! ~ 迷宮を探索っ!

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146.それは、確かに怖いわ

 一息ついて、作業再開。

 蜘蛛の巣からの取得品を確認する。

 開かれた繭から古ぼけた全身鎧一式がでてきたけど、留め具になる革の部分はきれいに無くなっている。形としてはバラバラだね。

 錆びた長剣、大盾と、予備武器の小剣。鞘は無い。革製品は全部なくなってるね。

 持ち主というか、中身も空だった。冒険者カードか、もしくは身分証明のカードも無い。ただ、鎧は特注品らしいので、調べれば身元は分かるかもしれない、とのことだった。

 まだ繭にくるまれて釣り下がったままで、鎧の中身がなかった。

 なので、狩られてから2か月前後らしい、とマイアミがいう。

 それ以上になると、蜘蛛がゴミと認識して捨てるらしい。

 人の形が残っているので(鎧だけどね)、まだ可食部があると勘違いするみたいなんだけど。なんか、気持ち悪い話だわ。

 他の繭も、中身は人だったらしいのが、遺品で分かる。ただ、当然、全部中身は空だけどね。

 で、金属以外は形として残らないらしいんだよね。小ぶりの短剣と、多少の硬貨、小さめの鎖帷子一式、位しか見つからなかった。

「恐らく、鎧騎士、武装した小柄の僧侶、斥候役のパーティーが全滅したのでしょうね」

 冒険の成れの果て、か。

 こっちの遺品は、みーよが奉納するらしい。杖を掲げ、祈っていた。

 残りの二つの繭も開いてみる。

 ん?

 人の形をまだ保ってるね。

 でも……魔物の方だった。うぇえ……

「ゴブリンが彷徨いこんで、喰われたようですね」

 なによ、紛らわしなぁ。

 もう一つの繭も、ゴブリンだった。んもう。

「まだ生きている人間が入っていて、助けだしました、なんて話は」

「襲われた直後、以外にはないのう」

 マイアミとダナンが、こんなものを見てるのにニヤニヤしている。

 みーよが、そっとあたしの制服を掴んでいる。

 ああ、そういうことね。もうそういうの、経験済みなのね。

 それは、確かに怖いわ。


挿絵(By みてみん)


 床から出したゴミも、ロクなものは無かった。

 でも地道に探すと、たまにお宝が眠っている場合があるのだとかで、こういうのは欠かせないんだって。

 大地母神の僧侶は、特別な術を使って価値のあるものを見つけ出すそうなんだけど、それもレベル次第、運しだいなのだとか。

 時間は掛かるけど自分たちで探せば済むので、そういう術を修めるより、他の術を選ぶことが多いのだとか。

「今日はこの辺にしましょう。休息して、これからの事は明日決めましょう」

 マイアミの指示で、みーよが食事の支度を始める。

 その間にあたしはシャワーを浴びちゃって。

 今日のご飯は吉味屋牛丼のレトルトだった。へえ、こんなの出してるんだ。

 ダナンもマイアミも、デンも。

 たいへんお気に召したようだった。ノンアルビールと一緒に、際限なく食べてたねぇ。

 食後のデザートのプリンも、とてもお気に召しておられたようです。

 まだ本調子じゃないデンとあたし、みーよが先に就寝して。

 マイアミとダナンで、交代で見張るらしい。

 あたしが起きだしたら、交代ね。

 お腹が満たされて、すっかり休息モードのあたし。

 5秒たたずに、すぐに眠りに落ちた。



                         (つづくっ!)

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