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Sweet Bomb NEXT  ~ 今度は異世界で大暴れっ!  作者: 白河・DG・夜舟
転移二十日目っ! ~ 迷宮を探索っ!

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143.郁ちゃん、危なっかしいから

 外が、暗い。

 すぐ出られるように開けてある寝袋から、そっと身体を起こすと。

 隣の簡易ベットで、まだみーよが眠っているのが分かる。

 テントを抜け出すと、ダナンが折り畳みチェアに座って舟を漕いでいた。

 と、あたしの気配を感じて、すぐに目を覚ました。

「ゴメン、起こした?」

「寝、寝てなぞおらん」

 何言ってんだ、このおっさんは。

「見張り、交代するよ」

「そ、そうか、スマンな」

 そそくさとテントに向かうダナン。

 そういえば、鎧、着てないなぁ。

 やっぱり、脱ぎたいよね、あんな重いもの。


 体内時計は、こんな地下深くでも作用するんだね。

 みーよが起きだしてきて、マイアミも。

 ん?

 もしかして体内時計が狂ってるのは、あたしの方?

「郁ちゃんはいつも、そんなもんだよ?」

「そうなの?」

「目いっぱい頑張って、ばったり倒れちゃう人でしょ?」

 ……そうかも。

「で、今回は、この迷宮は結構危険そうだから、寝られるときに寝ておこう、って身体が反応してるんだと思うよ?」

 そ、そうなんだ。自分の身体なのに、気が付かなかったよ。

「時計っぽいものがあればいいんだけど、私の神格では、そこまで細かいものはまだ出せないんだよね。やっぱり、大聖女まで行きたいよね」

「行ければ出せるの?」

 みーよは少し、考えた。

「出せるというか、現代と繋がれる気がするよ」

 へえ、そ、そうなんだ。

「アーリューシャイン様は、現代にあるオリハルコンを通してわたしを召喚しているんでしょ? だから、女神さまの神格を身に受け入れられれば、現代のわたしの存在と同一化できると思うんだよね」

「……ごめん、難しくてよく分かんない」

 みーよは、へへっと笑った。

「別にいいよ。そういうことはわたしが考えるから」

「あたしは、考えないで体が動けばいいんだね?」

「そういうこと。でも、指示には従ってね。郁ちゃん、危なっかしいから」

 そ、そうかなぁ?

 んーそうかもしれない、かもしれない、イヤそんなことないかも、いや、あるかも。

 ヘンな風にこんがらかっている間に、ダナンとデンも起きて来た。

 みーよの出す、簡単な総菜パン(コッペパンにウインナーとかチーズとかを挟んだもの)とジュースは、これも好評だった。

 みんな、よく食べるね。ま、あたしもだけどね。


挿絵(By みてみん)

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