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魔女っ子四姉妹  作者: しるばーすたー


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7/11

初めての王立魔法学校!

私たちは今、大きな建物の前にいる。学校の敷地は高い壁と薄い結界に囲まれており、中へ入るには正面の校門を通るしかないようだ。けれど、その校門は固く閉ざされていた。


「どうやって入る?閉まってるみたいだけど」


「箒で飛び越えればいいんじゃないか?」


レナ姉が箒に乗ろうとする。

それを聞いたリナ姉が、レナ姉から箒を取り上げた。


「それじゃ不法侵入じゃないか!それに結界があるから、飛び越えるのは無理だよ!」


「大丈夫!なんとかなる!」


「ねえ、校門の横に受付の窓口があるよ」


「あ、ほんとだ」


ミア姉が受付の方に近寄る。


「あの、少しいいですか?」


「はい、どうされましたか?」


受付の女性は笑顔で対応する。


「入学試験の過去問を取りにきたんですけど、どうすればいいですか?」


「私がお渡ししますので、少々お待ちください」


「はい」


受付の女性は机の引き出しから、数冊の冊子を取り出した。


「これが過去問になります」


「ありがとうございます!」


ミア姉が過去問を受け取ると、校門の向こうから一人のおじいさんがこちらへ歩いてきた。

背筋はまっすぐ伸びており、立ち姿には年齢を感じさせない力強さがある。

白く長い髪と整えられたひげ、顔に刻まれたしわから長い年月を感じさせる一方、その青い瞳には若者のような鋭さと活力が宿っている。

深い紺色のローブの下には白いシャツと黒いベストを着用し、腰には金色の懐中時計を下げている。


「校門の方から三人の強い魔力を感じて、誰かと思って来てみれば……お主らだったか」


「あ!久しぶりだな、セドリックじいちゃん!」


「相変わらずだな、レナ。わしをじいちゃんと呼ぶ者は、お前くらいだ」


おじいさんは笑っている。


「お久しぶりです、セドリックさん」


「十年ぶりですね、セドリックさん」


ミア姉とリナ姉も挨拶をしている。

だれなんだろう。


「リナ姉、この人はだれ?」


「この人はね、王立魔法学校の校長先生だよ」


「え!?」


私は驚いた。すごそうな人だとは思ったけど、まさか校長先生だったなんて。

それよりも、レナ姉が校長先生とこんなに親しそうなのは、どういうことなんだろう。


「ノアも久しぶりだね。こんなに大きくなったとは」


ん?久しぶり?

私は全然覚えてないけど、どういうことなんだろう?

私が首を傾げていると、セドリック校長先生が優しく笑った。


「十年くらい前に一度、君たち四姉妹に会っているんだよ」


「すみません、覚えてないです」


「まあ、無理もない。そのときのノアは一歳だったからね」


うーん……考えてみたけど、やっぱり全然思い出せない。


「ミア、その手に持っているのは過去問だね?だれかこの学校に入学するのかい?」


「ノアがこの学校に入学したいそうなんです。だから私たちでいろいろ教えてあげようと思って」


「そうか、そうか。まさかノアがここで学びたいとは、嬉しいね」


「せっかく来たのだ。学校の中を見ていくか?」


「いいんですか!?」


胸が一気に高鳴った。

これから通うかもしれない魔法学校を、今から見られるんだ。

こうして私は、初めて王立魔法学校の中を見学することになった。

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