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光と闇の狭間で・・・  作者: 緋色火花
第一章・堕天使の暴挙編
11/13

第11話 怒りの咆哮

お疲れ様です。


風邪が治りきらぬ・・・ぐぬぬぬ。


て、天気のせいかっ!?

湿度の気圧が・・・お、おのれ・・・。


調子が微妙な緋色で御座いますw



では早速・・・本編をとうぞw


それでは、第11話をお楽しみ下さい。

OP曲【光と闇の狭間で】


https://www.mureka.ai/ja/song-detail/HKF9mvomaZAsGaxTBnPD5d?is_from_share=1


※ BGM【彷徨う荒野】


https://www.mureka.ai/ja/song-detail/4JJzRZr746EcK11MHZeBLJ?is_from_share=1


『ドサっ!』


オーダーの下へと戻って来た悠斗とユウナギは、

大きな岩場に日陰に捕らえた男を放り投げると顔を見合せた。


「・・・情報を聞き出すって事に理論はねー。

 だがよ・・・悠斗?

 つまりこれって、俺達は移動出来ねーって事たよな?」


意味有りげにそう言ったユウナギは、悠斗に対してジト目を向けると、

少し肩を竦めながら『まぁ~ね』とそう言った。


「・・・こ、こんなクソ暑い場所で足止めってよ?

 まーじで・・・やってらんねーんだが?」


不服そうにシド目を向けるユウナギに悠斗は『やれやれ』と項垂れると、

暑そうに日陰で座り込むオーダーに視線を移した。


悠斗の視線に気づいたオーダーは、

迷惑そうに『な、何よっ!?』と不機嫌そうに答えると、

悠斗はオーダーの目の前にしゃがみ込みながら言った。


「・・・なぁぅ、オーダー?

 あの気絶した男から情報が入手出来たり・・・。

 なーんて事、出来たりする?」


口調こそ冗談交じりではあったが、

悠斗のその目は真剣そのものだった・・・。


するとオーダーは苛立ちを露にしながら声を挙げた。


「・・・ど、どうして私がそんな事をっ!?」


その声に悠斗は瞼を『ピクリ』と弾ませながら言った。


「・・・俺達は運命共同体じゃんね?

 もし、俺達に協力しないのであれば・・・」


この時、悠斗は凄んだ訳ではない・・・。


だが、オーダー自身・・・。

この『神野悠斗』という男の事が未だに理解出来ず、

淡々と話す悠斗の目に怖さを感じていたのだった・・・。


『ゴクリ』と・・・。


悠斗の目に気圧される形となったオーダーは、

悠斗から視線を外しながら尋ねた。


「・・・な、何をすればいいのよ?」


暑さで額に汗を浮かべたオーダーの言葉に、

悠斗は立ち上がりながら言った。


「・・・メンタルハックって言えばいいのかな?

 こいつの精神に入って、情報が知りたいんだけど?」


そう説明した悠斗にオーダーは視線を外したまま言った。


「・・・め、目覚めるまで待てばいいじゃないの?」


そう言ったオーダーに悠斗は『はぁ~』と溜息を零すと、

その視線をユウナギに向け面倒臭そうに言った。


「だってさ~?

 ユウナギさんの機嫌がすっごく悪いからさ~?

 うちのリーダーの機嫌を損ねると、今後に関わるって言うかさ?」


苦笑しながら悠斗はオーダーを見ると、

オーダーは不機嫌そうに日陰で座るユウナギを見つめた。


するとオーダーは『ま、全く・・・』とボヤきながらも立ち上がると、

気絶する男の前にしゃがみ込み、

手をかざしながらその双眼を閉じた・・・。


(・・・メンタルハック)


オーダーのかざした手が『ポっ』と、

まるで蝋燭に火が灯るかのように温かな光に包まれると、

気絶する男の脳内に侵入した・・・。


するとオーダーは眉間に皺を寄せながら口を開いて行った。


「・・・この男の名はダニー。

 下級天使族ね?

 此処に来たのはレグルスに命令されてって訳じゃないみたいよ?」


そう話したオーダーに悠斗は首を傾げながら、

『じゃ~誰が俺達を?』と尋ねると『ちょっと待って』と言いながら、

更に詳しく知る為に続けた・・・。


少しの間、沈黙が続いた後、

オーダーの眉間の皺が強く寄った・・・。


その事に気付いた悠斗が『どうした?』と尋ねると、

オーダーは手をかざしたまま口を開いた・・・。


「・・・このダニー達に命令を下したのは、

 この星の『天使長・ドナ』と言う女性のようね?」


『・・・天使長・ドナね~?』と・・・。


悠斗がそう呟いた時、

今まで暑さで項垂れていたユウナギが口を開いた。


「・・・この星の『天使長』ってどんな立場なんだ?」


そう声を挙げたユウナギにオーダーは視線を向けると、

『立場?』と聞き返した・・・。


するとユウナギは俯きながらも言った。


「・・・俺達の居た地球で『天使長』と言えば、

 『大天使長・ミカエル』が有名なんだが、

 立場的には神達の長にあたる・・・。

 つまり、それはこのリード星でも同じなのか?って事が聞きたいんだが?」


そう気だるそうに言ったユウナギに、

オーダーは『あぁ~そう言う事ね?』と頷くとこう言った。


「・・・正直、立場や役職なんていうモノは、

 きちんと定められている訳じゃないわ」


「・・・まじかよ?」


「・・・えぇ、基本的にはその星系を収める『創造神』次第ね?

 あんた達の居た『チキュウ』って言うのが、

 どんな所かも知らないし、別に興味も湧かないけど、

 この星での『天使長』の立場って言うのは、

 そう権力を持った役職ではないと言うことよ?」


そう説明したオーダーに今度は悠斗が口を開いた。


「・・・そんな権力もないヤツが命令なんて出せるのか?」


悠斗の問いにオーダーは『はぁ~』と、何故か溜息を零すと、

面倒臭そうに言った。


「・・・私とあなた達の価値観が違い過ぎて、

 どう説明していいのやら・・・」


そう言ったオーダーは面倒臭そうにしながらも立ち上がると、

悠斗に向かってこう言った・・・。


「・・・カミノ・ユウト?

 ちょっとあんたの頭の中を覗かせてくれないかしら?」


その瞬間、悠斗は『えっ?俺?』と驚いたが、

項垂れながら座っていたユウナギは、その鋭い眼光を向けていた。


悠斗は頭を掻きながら『べ、別にいいけど?』と了承すると、

オーダーは悠斗に向かって手をかざすと双眼を閉じた。


(・・・メンタルハック)


そう心の中で呟いた瞬間・・・。


※ BGM【鬼の門】


https://www.mureka.ai/ja/song-detail/JMYUggHu3AeFDC5gPnh4mG?is_from_share=1



『〇△✕◇÷&%▢』


『っ!?』


オーダーが悠斗の中に侵入した瞬間・・・。


一瞬でオーダーの全身から嫌な汗が吹き出した・・・。


(こ、この子っ!?

 な、何て・・・何て・・・壮絶な人生をっ!?

 そ、それにこの子の中に居る鬼って・・・

 鬼神・絶様のご親友である・・・ま、まさかそんなっ!?

 じ、じゃ~この子の・・・。

 カ、カミノ・ユウトの・・・う、運命ってっ!?)


悠斗の中に侵入したオーダーは、

『ガクっ』と膝から崩れ落ちると『はぁはぁはぁ』と息を荒げ、

その顔からは『ポタポタ』と汗が零れ落ちた・・・。


その様子に悠斗はしゃがみ込みながら『だ、大丈夫っ!?』と、

心配そうに声を掛けたが、

それを見ていたユウナギは訝し気な表情を浮べ、

その視線を悠斗へと向けていた・・・。


(やはり悠斗には何かあるのか?

 オーダーのヤツは一体悠斗の中に何を見たんだ?

 こいつが普通じゃない事は誰もが分かる事だが、

 オーダーの表情や数秒で息を荒げ崩れ落ちるなんて有り得ないだろ?

 こいつは腐っても女神の端くれなんだぜ?

 それが一体・・・どう言うこった?)


そう考えたユウナギは『ったくよ~』とボヤきながら立ち上がると、

『暑っち』と言いながら崩れ落ちたオーダーに声を掛けた。


「オーダー?

 ある程度の『地球の常識』ってのは分かったはずだ。

 こんなクソ暑い所に長居は無用だ。

 とっととこのダニーってヤツから情報を引き出せ」


崩れ落ちたオーダーに、

ユウナギは冷たい視線を向けながら見下ろしていると、

悠斗は少し首を傾げながら『ユウナギさん?』とそう言った。


そんな悠斗にユウナギは『とっとと進まねーとな?』と、

苦笑気味に笑って見せると、悠斗は『そうだね』と、

再びあの時に見せた、からっぽな笑顔を向けた・・・。


(チっ!ま、まただ・・・。

 この野郎・・・なんて哀しげな目をしやがるんだ?

 こいつに一体何があるってんだよ?

 な、何だか俺にもよくわからねーが、

 妙に・・・苛つくぜ・・・)



それから1時間後・・・。


※ BGM【暑い日の休息】


https://www.mureka.ai/ja/song-detail/X9BCnqL1fuGX5WUJXsrKwY?is_from_share=1



ユウナギ達一行は炎天下の中、荒野を歩いていた・・・。


気絶した天使族のダニーから情報を得た一行は男をその場に放置し、

『はぁ、はぁ』と息を荒げながらも歩いていた・・・。


「ク、クソッタレ・・・あ、暑過ぎんだろっ!?」


零れ落ちる汗を拭いながら歩くユウナギがそうボヤくと、

悠斗は『空を飛んで行けばいいじゃんか?』とそう言った。


するとユウナギは『バーロイっ!』と返すと、

続けて口を開いた。


「・・・いつどこで敵と遭遇するかもしれねーんだぜ?

 空を飛んで魔力を消費しちまったら、

 いざって時・・・戦えねーだろうが?」


そう答えたユウナギに悠斗は『ははっ』と笑うと口を開いた。


「・・・流石は元・勇者♪

 分かってるね~♪」


悠斗の物言いにユウナギは『バ、バカにしてんじゃねーぞ?』と、

項垂れながらそう返すと、

後方をフラフラとしながらも歩くオーダーは声を挙げた。


「ね、ねぇ~・・・あんた達~?

 そ、空・・・飛んで行きましょうよ~?」


そんな泣き言を口にしたオーダーの声に、

悠斗は『あはは』と苦笑し、

ユウナギは『はぁ~』と溜息を吐きながら呟いた。


「・・・ったく。

 これだから『クソ女神』ってのは・・・」


怒る気力もないのか・・・。

ユウナギはそうボヤきながらも歩き続けたのだった・・・。



歩き続ける中・・・。


オーダーは悠斗の後姿を見ていた・・・。


(・・・カミノ・ユウト。

 私が彼の中で見た数々の門・・・。

 その中にあったあの翼の紋様が刻まれた紅の門。

 彼の中で聴こえた鳥の残響と合わせて総合すると、

 以前、見た・・・。

 あれが『不死鳥の門』である事は確かなんだけど・・・。

 でもあの門は・・・偽りである事は明白。

 カミノ・ユウトに何者かが介入した事は確かだわ。

 それなのにどうして『不死鳥の力』が扱えるの?

 その力を顕現させる事自体・・・不可能なはずなのに・・・)


悠斗の中で見た光景をブツブツと考えていた時だった・・・。


ユウナギがふと、その足を『ピタリ』と止めた・・・。


悠斗は『ん?』とユウナギの様子に気付くと声を掛けた。


「・・・ユウナギさん?」


悠斗の声にユウナギは『おい、アレを見ろ』と声を挙げながら、

見つめる視線の先を指先で示した・・・。


すると指し示した先にあったのは小さな集落の様だった・・・。


すると突然悠斗が『あっ!』と声を挙げると、

ユウナギに向かって声を挙げた。


※ BGM【業火の境界線】


https://www.mureka.ai/ja/song-detail/9UJW22tokkqfk6uEgpxLSJ?is_from_share=1



「・・・ユウナギさんっ!?

 火だ・・・村が燃えてるっ!」


『なっ!?』と驚いた声を挙げたユウナギは、

『急ぐぞっ!』と声を挙げると同時に跳躍した。


それに続いた悠斗は『ん?あれは?』と声を挙げたのだった。


そんな悠斗にユウナギは『どうしたっ!?』と尋ねた時、

悠斗は不機嫌そうにこう言った・・・。


「・・・あのダニーってヤツと同じ天使族が居るっ!」


そう苛立った声を挙げたのだった。


跳躍しながらそんな声を挙げた悠斗に、

ユウナギは『クソッタレ共がっ!』と吐き捨てると、

悠斗に向かって『悠斗っ!手を伸ばせっ!』とそう言った。


悠斗は『コクリ』と頷くと手を伸ばすと、

ユウナギはその手を掴むと言った・・・。


『跳ぶぞっ!』と言った瞬間、

悠斗の視界が激しく歪んだ・・・。


「なっ、何だっ!?空間がっ!?」


そう声を挙げた瞬間、悠斗の眼前には、

激しく燃え盛る小さな集落があったのだった・・・。


その光景に茫然とする悠斗を他所にユウナギは声を荒げた。


「悠斗っ!ボヤっとするなっ!

 俺達は各個に迎撃に当たるぞっ!

 オーダーは避難する人達の誘導をっ!」


ユウナギの声に悠斗は『えっ?』と声を挙げつつ振り返ると、

そこにはいつの間に背後を跳躍しているオーダーの姿があった。


オーダーは険しい表情を浮べ、避難民たちを見つめると、

『了解っ!』と返し、そこから降下し始めた・・・。


するとユウナギが『悠斗っ!』と声を挙げた瞬間、

『わかった』と答えた悠斗はユウナギから離れたのだった・・・。


『タッタッタッタっ』と・・・。


悠斗は着地し駆け出すと、

視線の先で村人達を斬りつける天使族を見据えた。


「やっ、止めろぉぉぉぉっ!」


そう声を挙げた悠斗に気付いた天使達は、

向って来る悠斗を見て『何だあいつは?』と嫌な笑みを浮べていたのだった。


悠斗は激しく燃え盛る家屋を両脇に見ながら、

『チっ!』と舌打ちをすると同時に跳躍した・・・。


天使達は『ハッハァァァっ!』と・・・。

まるで殺しを楽しむかのように村人達を斬りつけ、

跳躍して来る悠斗に対し手の平を向けた・・・。


そして『お前も燃やしてやるぜぇぇぇっ!』と、

高笑いしながら『ファイヤーボール』を数発放ったのだった。


『ボンっ!ボンっ!ボンっ!』


放たれた火球を見た悠斗は、身体から魔力を放出させると同時に、

三連発の火球を放った・・・。


互いの火球がぶつかり合い『ドンっ!ドンっ!ドンっ!』と、

相殺し合うと『ザザァァァっ!』と地面を滑りながら着地した悠斗は、

マジックボックスから『黒鞘の刀』を取り出した。


※ BGM【気道】


https://www.mureka.ai/ja/song-detail/DpnPx3KeTsEg3HqwFeC9Pr?is_from_share=1



すると天使達はそんな悠斗を見るとこう言った。


「・・・見慣れないヤツだが貴様?

 一体どこのもんだよ?」


見下すように薄ら笑いを浮べた男に、

悠斗は視線を向けた瞬間・・・。


『シュインっ!』と鞘走りの音を響かせ、

一瞬のうちのその天使の背後でフォロースルーの態勢のまま、

動きを止めた悠斗が居た。


すると天使の男が『あ、あれ?』と、

眼前に居たはずの悠斗が消えている事実に声を挙げた瞬間・・・。


『ズズズっ』と横一文字に胴体と下半身がズレたのだった。


『・・・な、何だ?』


己の身体の違和感に視線を落とした時だった・・・。


『カチン』と静かに納刀した瞬間、

『ズリュっ!』とぬかるんだ音を立てながら、

その天使の男の上半身が地面に『ドサっ!』と落ちた。


『ブッシャァァァァっ!』と・・・。


直立したままの下半身から夥しい鮮血が吹き出す中、

その血を浴び赤く染まり始めた悠斗は、

唖然としている天使達を見据えながら口を開いた。


「・・・全員、生きて帰れると思うなよ?」


同族である男の鮮血を浴び、その血液で真っ赤に染まる悠斗を見た時、

他の天使達は『ヒィィィっ!?』と怯えた声を挙げた。


フォロースルーの態勢から立ち上がった悠斗は、

『コォォォォォっ!』と呼吸音を変えながら言った。


『・・・白鷲流・抜刀術』


そう呟きながら駆け出した瞬間・・・。


怯え慄く天使達の間を荒々しくすり抜け、

『ザザァァァっ!』と地面を勢いよく滑り止まると口を開いた。


『・・・一気呵成』


そう言いながら『カチン』と納刀すると、

一気に5体の天使達が鮮血を撒き散らし地面に倒れたのだった。


そして上空で翼を羽ばたかせ滞空している天使達を見ると、

身体から赤銅色の鬼の気を放出させながら、

手で模した拳銃の形を作り、指先を向けながら言った・・・。


鬼弾(きだん)っ!』


『バシュバシュバシュっ!』


指先から放たれた赤い閃光が滞空する3体の天使族の胸板を貫いた。


『ヒグっ!?』と呻き声を挙げた天使達は、

違和感を感じた自分の胸に手を当てた時、

視線を落とした天使達は見たのだった・・・。


「なっ?こ、これ・・・お、俺の・・・血か?」


そう声を挙げたのも束の間・・・。


確実に天使達の心臓を撃ち抜いた悠斗は、

踵を返し背中を見せるとこう言った。


「・・・命を奪った代償は、自分達の命で償え」


その言葉が微かに聴こえた瞬間・・・。


『バサバサ』と白い羽根と鮮血を辺りに巻き攣らしながら、

天使達は絶命したのだった・・・。


『ドサっ!』と地面に落ちた音を背中で聞きながら、

悠斗は双眼を閉じると呟いた。


「・・・一体何人居るんだ?」


次の目標を見つめた悠斗は『クっ!』と呻くような声を零すと、

目標に向かって駆け出しのだった・・・。




そしてユウナギは・・・。


燃え盛る家屋を見ながら着地すると、

眼前で踏ん反り返る身体のごつい天使を見据えていた・・・。


するとその天使はユウナギを見ると、

『グハハっ!』と不気味な笑みを浮べながら口を開いた。


「・・・貴様は何者だ~?

 我ら神の使途である天使族に歯向かおうってのか~?」


そう上から目線で言放った天使に、

鋭い眼差しを向けるユウナギは言った・・・。


「・・・歯向かう?

 けっ!ふざけた事をぬかしてんじゃねぇぇぇぇっ!」


ユウナギの怒声に天使は『き、貴様っ!?』と驚いた様子を見せると、

身体から冥界の神力を溢れさせながら言った。


※ BGM【怒りの咆哮】


https://www.mureka.ai/ja/song-detail/AwkJNdcrEMWmKD7b2q3dTy?is_from_share=1



「・・・てめーらが天使だぁ~?

 ふざけるのも大概にしやがれってんだぁぁぁっ!」


ユウナギの怒りの咆哮に気圧されたのか・・・。


その天使は無意識に一歩後ろへと下った・・・。


すると天使は奥歯を『ガチっ!』と噛み締めると、

冥界の神力を溢れさせるユウナギに向かって声を荒げた。


「そんなか弱い身体で、この俺様に勝てるとでも思ってんのかっ!?」


そう言い放ちながらその天使は、

身体から神力を吹き上げながら言った。


「・・・我らを敵にして生きて帰れると思うなよ?

 この虫ケラがっ!」


そう言い捨てると天使はユウナギに向かって猛然と駆け出した。


『うおぉぉぉぉぉっ!』と怒声を挙げながら突進して来る天使に、

ユウナギは『へへへっ』と笑うとこう言った。


『上等だぁぁぁぁっ!

 この羽虫がぁぁぁぁっ!』


そう言い放ちながらユウナギも駆け出すと、

『ザッザァァァっ!』と地面を滑りながら拳を引いたのだった。


「ガハハハっ!この俺様と殴り合おうってかぁぁぁっ!?」


そう雄叫びを挙げながら天使も拳を引き絞り、

2人は同時に引き絞られた拳を放った・・・。


『ブオンっ!』


『シュっ!』


互いの拳がすれ違った瞬間・・・。


ユウナギは拳の軌道を変え、天使の拳に向かって肘を曲げた・・・。


『バチンっ!』と音を立てたと同時に、

天使の放った拳は軌道を反れると、ユウナギは『ニヤリ』と笑みを浮べた。


そして次の瞬間・・・。


ユウナギは『うぉぉぉぉぉっ!』と声を張り上げながら、

『ドドドドドドドドドドっ!』と・・・。

まるで『ガトリング砲』のように、

その両拳をごつい身体の天使に向かって放った。


弾けるような音が響く度、

ユウナギの両拳は、その大きな的である天使の身体に突き刺さり、

やがてその天使の身体には無数の拳大の痣が浮かび始めた・・・。


ユウナギは天使に拳を繰り出しながら声を挙げた。


「・・・神に仕えるはずの天使共がっ!

 罪もない命を奪ってんじゃねぇぞぉぉぉぉぉぉぉっ!」


『ドドドドドドドドドドドドドっ!』


もう何発放ったのかはわからない・・・。


突き刺さり肉が弾け飛ぶような音が発する度、

天使の身体からは鮮血が辺りに飛び散っていたのだった・・・。


『ビチャっ!ビチャビチャビチャっ!』


辺りに飛び散った鮮血に、

周囲に居た天使達が集まり、その光景に恐怖を感じ始めた時、

ユウナギは『死にさらせぇぇぇぇっ!』と言い放ちながら、

最期に右拳を振り抜いた・・・。


『はぁ、はぁ、はぁ』


『ドッスーンっ!』と土煙を上げ、

倒れ絶命した天使を冷たい眼差しで見つめた時、

ユウナギは呟くように言った。


「・・・胸糞悪りーんだよっ!

 このゲス野郎がっ!」


そう顔を引き攣らせながらそう言い捨てたユウナギは、

周囲でこの光景に固まる天使達を見据えながら言った・・・。


「・・・てめーらは生きて此処から帰さーねからな?」


そう言ったユウナギに天使達は恐れ慄いたのだった・・・。



ED曲 『太陽と月の刻』


https://www.mureka.ai/ja/song-detail/XuDv1BqTrmVrk7AP7cXziZ?is_from_share=1




ってな事で・・・。


今回はこんな感じとなりました。


楽しんでいただけたのなら幸いで御座います^^


次回も楽しんでもらえればと思いますので。

応援の方も宜しくお願い致します^^



ってなことで、緋色火花でした。

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