陸がうちへ
陸くんはその後、通信制の高校に通い始めました。
それが、私が高校2年生の春。
愚痴を聞きながら、何も出来ないことを悔やんでいる所でした。
それでも、私は陸くんを陸母への依存をどうにかしなければ、と思っていました。
そして、問題が起きたのもその頃。
色々と訴えた甲斐があってか、少しずつ、陸くんは陸母の言いなりになることがおかしい、と感じ始め、抵抗するようになりました。
それに勘づいたのかは未だに謎ですが、陸母が私に会うのを禁止したのです。
メールも電話も、ダメでした。
隠れてしてきてはいましたが、それもきつそうでした。
私は、というと、会えないことに絶望を抱いていました。
その時点で重い恋をしていたのかもしれませんね。
そんなある日。陸くんから連絡が来たんです。
「携帯取られそう。どうしよう。」と。
私は、由美にお願いして、何とか陸くんと会えることになりました。
そして話を聞くと。今まで通り、家事全般をやり、通信制の勉強、下の子達の面倒を見て。
でもその合間に隠れて私にメールをしていたことがバレたんだそうです。
それを聞いて私は、陸くんを保護することに決めました。
我が家へ連れて行ったんです。
親にも事情を説明しました。
そして、我が家で陸母を呼んで話し合いをすることに決めたのです。
そして結果。陸くんはうちに居候することになりました。
会話の内容は酷いものでしたよ。
子供なのだから親の言う通りにすべき、はまだまだ序の口。
最終的には、体を売ってこの子を育ててきた、なんてショッキングな話が飛び出してきました。
その話を聞いて私の母親が、陸くんに、お小遣いは出せないけど、うちに来ないか?という提案をしてくれたのです。
はい、今日はここまで。
次は、私達が付き合うまで、を話そうかな、と思います。
次で最終話になると思います。




