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宝玉の効果

 宝玉の効果について僕達は聞くことが出来たらなと思ってダメもとで聞いてみた。

 それに長は少し黙ってからため息をついて、


「ここまで関わってしまったのであれば、お話ししても構わないでしょう。但し他言無用です。約束を守れますか?」

「「「はい」」」


 僕とサナとカレンがそう答えると、長が話し出した。


「この宝玉は、限定された空間内の物の時間を、戻すことが出来るのです。例えば壊れてしまったものを元に戻したり……死んでしまった人を生き返らせたり」

「……すごい力ですね」

「ええ、ですから決められた手順を踏まないと使えないようになっているのです」

「失敗し易いようになっていると以前ミミに聞きました」

「それもあります。そして失敗による効果も、アラタ様はご存知ですか?」

「はい」

「その効果が出てしまうのは、もともとこの世界の人間が獣耳の生えた獣人だったのですが、退化して今の人間のようになってしまったからなのに由来しています。そして失敗した場合時間がまき戻る関係で、知能、能力の減少と共に退化していたはずの獣耳が復活する事になるのです。その時に猫耳になるのは、女神様の影響が強いですが」


 どうやら女神様の影響で猫耳になるらしい。

 どうしてだろうと僕が思っているとそこで長が、


「この宝玉は女神様から頂いた特別なものなのです。もし何かあった時に使うようにと言われて大事に保管しておりました」


 それを聞きながら僕は、


「使われたことも何度かあるのですね」

「ええ、どうしようもない破壊や災害などそういった時にのみ。それに一度使うとしばらく使えなくなってしまいますから」

「どれくらいの期間ですか?」

「100年程度は必要ですね。盛っtも以前使われたのは、私が子供の頃ですから、300年程前でしょうか?」


 そうおさが答えたのだった。

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