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その魔法は一つ

 呼び出した選択画面から、探査系の魔法を探していく。

 この選択画面の場合、右の方に効果が簡単に書かれているので便利だとは思う。

 こうして僕は、同じものを探す魔法がこの世界にあるかどうかを探していく。

 

 いくつもの探索魔法があり、こういった探し方があるんだなと僕は見ながら進めていると、


「あった、“同化の光と影”。これは同じものを探す魔法みたいだ」

「つまりこの世界にはそういった魔法が存在するのですね」


 長はそれから少し考えてから、


「けれど私もそこまで詳しくないとはいえ獣人の長であり、そこそこ長く生きています。それでも聞いた事がないという事は特殊な魔法なのでしょうか。しかもそこそこ距離が離れていても場所が分かる、そういった魔法になりますね。他にはそのような魔法はありますか?」

「……この魔法だけみたいです。欠片などから、植物などを探したりするものもあるようなのですが、魔法の道具限定だとこれだけみたいです」


 他の魔法には魔道具には使えませんの注意書きが全てついているのでそうだろう、と僕は見ていく。

 けれど他には魔法は見当たらない。


「これで全部みたいです」

「となるとその魔法が使える者達で、かつ、宝玉の効果について知っているものとなりますね」

「宝玉の効果、ですか?」

「ええ……何度か使われたこともありますが、他言無用という事になっていますので、我々以外で知っているとなるとそれもまた限定されそうですね」


 長が考え込むように呟く。

 ここで聞けば教えてもらえるかなと僕は思い、


「その宝玉の効果は、僕達に教えていただけますか?」


 そう僕は聞いたのだった。

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