初夏とアイスカフェオレ
夏が来た。熱い。
夏と言えば夏休みだけどその前に期末テストあるから、
「いやだなー、べんきょーしたくねー」
「それなー」
「おじさんは高校の頃勉強してた?」
「んー、したりしなかったりかなー。基本的に日程生かして徹夜はしてた」
「なるほど、めっちゃしてたタイプか……」
「なんだそれ」
そういうとなぜかおじさんは席を立ってどこかに行った。
ドアを開けたからトイレか何かだろう。
スマホの画面はつまらないものしか映らない。
「はぁー、勉強したくねー」
「……」
トイレかと思ったけど長いな。
何してんだろ。
気になっていたけど鼻に香ってきた匂いでわかった。
コーヒーを入れていた。
おじさんは趣味が珈琲とか紅茶を入れることと言っていた。
私もたまにもらうがおいしい。インスタントで入れたコーヒーとは味が違った。さすがにブラックはまだきつかったけど……。
珈琲を入れ終わった、おじさんは戻ってきて私の前にあるローテーブルにおいてくれた。
「ほい」
「ありがとう」
最近はこうやって私のためにも飲み物を入れてくれる。
「煙草吸う……」
ライターをつける、かちかち、とした音が聞こえる。私は用意してくれたお気に入りのマグカップに入った飲み物を飲む。以前入れてもらったときはブラックだったが今日はカフェオレだ。気分なのか私の顔が苦そうにしていたからなのか……。
カフェオレでも少しだけ苦かった……。




