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純情ヘタレ若様と ちょっぴり頑固な訳あり乙女の 恋のラプソディ。
「ライラ、あなた、この へたれ若様と知り合いなの?」
ドタドタドタ、ドッシーン、むぎゅううううう。
「会いたかったよ~あ~にぃ~」
再会の 感動で 地面に押し倒され、あつい包容責めにあってしまった。
「えぐっえぐっえぐっ」
すすり上げるばかりで、話しにならない。
友の 様子に すっと 表情を変え、低い 声音で 尋ねる。
「まさか、酒にくらんで 頼んだこと ほっぽらかして きたんじゃないでしょうね。
ちゃんと 国に 送り届けたんでしょうね、えつ、どうなの?」
「グウグウグウ(-_-)」
「狸寝入りしてんじゃないよ、この 大酒飲みぐぁああ!!」
ーそのくらいで 勘弁してやれよ、アニーちゃん。
ライラちゃんの国は 寒いさむーい北の国だから、お酒は 身体を暖めるために
必要な ものなんだ。
まあ、“命のみず”みたいなものさ。
「フィラリエラさん、ここは ローゼル・ローでは ないんです。
ウォリアレーゼ様だって、暖めるなら 笑顔のほうがいいって おっしゃるはずです」
「どうして?どうして 知ってるの?
一言も 話していないのに・・・」
まさか ここで 故郷のなを みみにするなんて 予想も できなかった ライザだった。




