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宝箱と 恋の再契約
サイフェリアは 手の着けられない おてんばだった。
精霊が見える 貴重さも 理解できぬまま、
俺は 単なる 暇つぶしの おもちゃだった。
耳は 引っ張る。
しっぽは 踏んづける。
昼寝していると 枕とばかりに 頭を ぐいぐい 押し付ける。
余りの おてんばに 館の侍女達も お手上げ状態で ほっぽかれてしまったのだ。
退屈していたところ 森を探検中に 運悪く 見つかってしまったという わけだ。
その頃の 俺は この世界を 放浪中だった。
片思いだった 月の精霊アルテイナに 恋人ができ、
やさぐれた俺は、けものの 姿に 我が身を 変え、
精霊界を飛び出した。
その日その日を 気ままに暮らし、
当てのない旅の 途中だった。




