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宝箱と 恋の再契約
ひとりの 乙女を 取り囲み、戦士たちが 跪き 頭を垂れるー
その 光景は、遠い遠い 昔を 思い出させる もの。
そう、
光の精霊フィラリエラと ラドヴィクス国建国の乙女サイフェリアとの 懐かしきも 儚い 昔語りを。
時は、ラドヴィクス国が ラドヴィキシア地方で あった頃に さかのぼる。
当時、闇は まだ存在し、その地方を 混乱と錯綜に 巻き込んでいた時代ー
忠誠を 誓いし王国は 崩壊し、この地方を 納めていたラドヴィキシア候は 領地を守るだけで 精一杯の 状態であった。
その 愛娘サイフェリアは ある日、不思議な 生き物と 出会う。
赤い毛で 全身を覆われた しなやかな けもの。
森の 木陰の 大樹の下で だらしなく寝そべり、スヤスヤと 寝息をたてている それは、
お酒の 臭いを 漂わせ ゴウゴウと いびきを かいていた。
揺れる尻尾が 面白く つい ギュッと 踏みつけてしまった。
ーあいて!
なにしやがる この すっとこやろ・・・
「赤イノシシさん、みっけ♡
今日の 夕飯に なってちょうだい♬」
ー!!!!!!俺が 見えるのか!!
これが、フィーと サフィアとの 出会いだったのである。




