↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
カフェマスターとサラリーマンの雑談が創作ネタすぎる  作者: 高山奥地


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
4/8

カフェラテ

 そのサラリーマンの男性はメニュー表を見てカフェマスターに言った。

「カフェラテお願いします」

 そしてややウキウキした様子でネクタイを緩める。カフェマスターは微笑んで承った。

「承知いたしました」

 カフェラテ、コーヒーとミルクの王道レシピの一つ。その甘やかで優しい味わいに、コーヒー党でなくても親しむ人は多い。

 マスターはエスプレッソマシンのスイッチを押し、カフェラテを入れる間に男性にクッキーを渡した。

「よろしければこちらサービスです。どうぞ」

「ありがたいです」

 サラリーマンの男性は嬉しそうに受け取って早速食べ始めた。マスターは小腹が空いているのかと察した。やや空腹の時はカロリーがあった方が嬉しいものだ。カフェラテを選んだもの少しお腹を満たしたい気持ちがあったためだろうと感じる。

 カフェマスターはカフェラテの入ったコーヒーカップをサラリーマンの男性に差し出した。

 サラリーマンの男性はクッキーを食べきっている。カフェラテを手にマスターに話しかけた。

「そういえばカフェラテとカフェオレってどう違うんでしょうか?」

「カフェオレはフランス発祥ですね。ドリップコーヒーにミルクを五対五で加えて作ります。カフェラテはイタリア発祥でエスプレッソにフォームドミルクかスチームミルクを二対八で加えるそうですよ」

「なるほど、カフェラテの方が濃厚なイメージなのは割合とエスプレッソが理由なんでしょうね」

 そう相槌を打って、サラリーマンの男性はカフェラテを一口飲む。二口、三口。そしてカップを置いた。カップにやや残るカフェラテをマスターがチラリと確認する。

「ところで」

 サラリーマンの男性が話を変えた。

「もし自分に兄弟姉妹が一人いるととしたら、兄弟姉妹のうちどの立場の人で、どんな関係性だと嬉しいですか?」

 男性の言葉にカフェマスターはメガネの端を押して位置を整える。少し考える時間がほしいお題だ。先にサラリーマンの男性に答えを聞きたい。

「悩みますね。お客様ならどうですか?」

「そう、ですね。やはり妹がいると嬉しいです。こちらの至らないところを『全くお兄ちゃんったら』と言いながら世話してくれるような妹がいて欲しいですね」

 世話焼きの妹という概念、それは妹萌えと家庭的な要素のマリアージュ。あらゆる属性の中でも最高峰の属性の一つと言えるであろう。

「ああ、それは……それはかなり良いですね」

 濃厚なエスプレッソを優しく包むミルクのような、カフェラテに相応しい甘やかな話題だと、思わずカフェマスターは破顔した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。