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天使憑き  作者: 夢籐真琴
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日常への帰還⑵

土曜日・・・零は平和な一日を過ごしていた

特にすることもなく一日中趣味の一つである読書を楽しんでいた

しかしそんな日常も天使にかかれば

速攻で崩れ落ち

「さて?今日は何にしようかしら?」

恐怖のテレビゲームが始まろうとしていた

逃げるのが遅れた零と渚は巻き込まれる羽目になった

「だいたい天使なぁ、ゲームは1人でもできるやつがあるだろ」

「そうですよ~私も暇じゃないんです」

「1人でもやっても面白くないわ

それにあなたたちが学校に行ってる間に散々やってるわよ」

「だからってなんで朝10時からなんだよ

もうちょっと寝かせろよ せっかくの休みなのによ」

「あなたは中年のおっさんなの?」

「お前今全国の中年のおっさんを敵にまわしたぞ

全国の中年のおっさんに謝れ」

「あら?私の顔を見て怒る人はいないわ」

「うぅ・・・」

反論が出来ない

メールが来た

(まったく、朝から誰だよ)

開いてみると奈美からだった

今日暇なら会わないか?という内容だった

いつもなら一蹴している零だが

「悪りぃ天使、今からデートなんだ

悪いが渚とやってくれ」

「兄貴、いつの間に彼女が!?」

「うん?昨日だけど この天使のせいでな」

「あら?私は感謝されてないの?」

「あんなに迷惑かけるやつに感謝なんかするかよ」

「悪かったわね だいたい教師連中は秋人とサミさんよ」

「お前が起こした事が一番の問題だろうが」

「兄貴やめろって 天使さんも

2人しかいないですからゲームは今日はなしですね」

「いや、やるわよ」

「え・・・」

凍結(フリーズ)した渚に謝りつつ零は出かけていった





待合場所は巳波の駅だという

別にゲームさえなければどこでもいいと考えていた零は何も考えずにそこに行った

しかしそこには予想していた人物とは違う奴がいた

「宮西~遅い」

なぜか美夏もいた

「ごめんね宮西君 美夏が勝手にメール打って」

そうだったのか

「一応ありがとな 抜け出せたのはありがたい」

「?」

2人が意味のわからない顔をしていたが

「で、何すんだ?」

「そうね~決めてないや

宮西がどんな反応をするかみたかっただけだし」

「まぁ今日はありがたかったけどな」

「なんかあった?」

「なんかなかったらこんなとこ来ね~よ」

「酷い」

「面倒くさいやつに捕まりかかったから」

「へぇ~誰?」

「で、どうするよ?」

「ナチュラルにスルーしたね」

とりあえず改札をくぐって駅の前に出る

「ここにいても暑いだけだし

しょうがないから私か奈美の家にいくか」

「美夏ちゃん!?」

零はまったく表情を変えない

無表情だ

それに気づいたのか美夏が

「あんた仮にも女の子の家に行けるのよ

嬉しそうな顔ぐらいしなさい」

「わーうれしいな」

「棒読みね・・・」

そこに奈美が

「私の家はダメ

今日はお母さんいるの」

「しょうがない 私の家は親いないし行くか」

「いいの?美夏ちゃん?」

「いいよ宮西誘ったのは私が原因だし

いいよね宮西?」

「おう」

「あんた相変わらず無表情ね 私は女の子よ

女の子の家にいけるのよいろいろと想像しないの?」

「興味ないからな」

「じゃあ奈美の家ならどうよ?」

「同じく興味なし」

傷ついた顔を隣でする

「あ~でもな」

「何?宮西?」

「うん?いや自分で女の子だって言い張る奴がもう一人いたなぁ~と思って」

「ふーん」

そんな不毛な会話をしつつ美夏の家に向かう

「そういや酒井(美夏)は巳波だったのか?」

「そうね~それで奈美と親しくなったし」

「ふ~ん」

「何よ ? 興味あるの」

「ない」

「即答ね」











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