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ももレヴォ  ~桃太郎が世界に対し革命を目論むお話~  作者: 有限よしみ


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14-11

戦いが進む中、べルナドットはこっそり祠の近くに戻ってきました。彼はムシロの上に置かれているビスマルクのご飯が気になって仕方なかったのです。ベルナドットは勇気を振り絞って祠の前まで行くとおにぎりを一つ咥えました。そして向こうまで走って逃げ戻り、ムシャムシャ食べたのです。

ビスマルクは足に力を込めたかと思うと、次の瞬間、大きく上空に向かってジャンプすると、桃太郎に向かって槍を構えて降ってきました。

「ちぇすとー!」

ビスマルクは掛け声とともに槍を突き下ろしました。

桃太郎は冷静に斜め後ろに飛びのいてビスマルクの攻撃をかわしました。桃太郎に避けられ大地に槍を突き立てたビスマルクにナクラが金棒を横から振りました。ビスマルクは避け損ねてしたたかに背中を打たれました。

「痛いわい!おのれ、小僧どもめ!」

ビスマルクは手のひらを口の前にかざしました。そして

「雨雲!」

と手のひらにふうっと息を吹きかけました。すると手のひらに灰色の雨雲の塊が生まれたのです。

「ちぇすと!」

ビスマルクは雨雲を桃太郎に向かって投げつけました。

桃太郎が横に転がって避けると、雨雲はそのまままっすぐ飛んいって、盗み食いをしていたべルナドットのお尻に当たりました。

「きゃっ!」

べルナドットは驚きました。

雨雲はべルナドットにぶつかると、ひょいと彼の頭上にのぼりました。そして空中にとどまったかと思うと、べルナドットに向かって激しい雨を降らせ始めたのです。

「きゃーッ!」

べルナドットは悲鳴を上げました。べルナドットは駆け出しましたが、その意地悪な雨雲はピッタリと彼の頭上をついて回り雨を降らせ続けました。

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