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ももレヴォ  ~桃太郎が世界に対し革命を目論むお話~  作者: 有限よしみ


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14-3

「俺はこの村の力之助だ。あんたたち、妖怪を退治できるか?」

村の若者・力之助が言いました。

「妖怪?」

桃太郎はバールの柄を握ったまま聞き返しました。

「そうだ。この村には恐るべきカエルの妖怪が住み着いている。そいつが俺たちから食べ物を取り上げるのだ。俺たちではどうにも退治できない。困り果てている。兵法者と山伏なら、妖怪を退治することができるのではないか」

力之助は顔を曇らせながら言いました。他の村人達も不安そうな面持ちで桃太郎たちを見つめています。

「桃ちゃん、ナクラちゃん。この人達困っているみたい。助けてあげられないかしら」

シェリーが言いました。

「俺はなんとも・・・」

ナクラは小声でシェリーに答えました。

「妖怪退治か。フルーツ少年である僕が人間達を助けたとあっては植物界隈で笑いものになってしまうのでは?いや、待てよ・・・」

桃太郎は口に手を当てて考え込みました。

「敵の敵は味方、と言う。つまり僕がその妖怪を仲間に引き入れることによってナチュラル同盟軍の勢力拡大が叶うのではなかろうか」

桃太郎は考えを巡らせました。シェリーはあきれ顔、ナクラは困り顔です。

村人達の目にはシェリーは映っていません。なので桃太郎とナクラ二人が小声で話し合っているように見えていました。

「よし。くわしく話を聞こう」

桃太郎はバールから手を離して力之助に言いました。

「まったく。どこまで本気なのやら」

ナクラも同じく金棒から手を離し臨戦態勢を解きました。

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