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ももレヴォ  ~桃太郎が世界に対し革命を目論むお話~  作者: 有限よしみ


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13-6

「桃太郎、いつ出発する?」

ナクラが聞きました。

桃太郎は

「もちろん、今すぐ」

と言いました。

こうして桃太郎たちは荷物をまとめて、西にある鬼ヶ島に向かって旅に出たのです。一行は山を下りながら進みました。山の中腹の木々が途切れちょっとした広場になった場所でいったん立ち止まり小休憩を取りました。村と川が見えます。川沿いの桜の木々もよく見えました。

「村ともしばしのお別れだな。来年の春にはシェリーは元気になってあの川沿いの桜をお花見をしているってわけだ」

桃太郎は言いました。

「だったら桜を見ながら桃ちゃんにオルガンを弾いてもらうわ。みんなで綺麗なお花と音楽を楽しむの。この旅で出来たお友達も一緒にね」

と言いました。

シェリーはチラリと後ろを振り向いて小さな墓石を見て

「桃ちゃん、そこにお墓があるから、お花をお供えして」

と言いました。

「なぜ知らない人のお墓に?」

桃太郎は首を傾げました。

「お願い」

シェリーは悲しそうな顔でもう一度お願いしました。

桃太郎はあたりを見回して小さな可愛らしい野花を見つけて、お墓にお供えしました。

「桃ちゃん、ありがとう」

シェリーは微笑みました。

「行こうか」

とナクラが言いました。

桃太郎たちは村へ続く道とは別の、西の方角に伸びている道を下りていきました。

お墓にお供えした野花が春の柔らかい風に揺れていました。

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