第13話 『旅立ち。人類撲滅へ』
朝、ウィリアム博士の家。
「いってきます」
ウィリアムが学校に出かけました。
「いってらっしゃい」
メアリー博士が見送ります。
「パパ、いってらっしゃい」
メアリー博士の隣で、半透明のシェリーも言いました。
メアリー博士はシェリーの部屋に行き、ベッドで眠り続けるシェリーの髪の毛を優しく撫でてから机について書き物を始めました。
幽霊のシェリーは机の横に立ってメアリーの横顔に
「ママ、わたしもいってきます」
と言いました。
シェリーは家を出て、隣にある倉庫に行きました。そこには巨大カラクリ人形のフランケンシュタインが保管されていました。
シェリーはフランケンシュタインにもお別れの挨拶をしました。
「フラちゃん、お前はわたしの弟だよ。お姉ちゃんは旅に出るからね」
シェリーはフランケンシュタインの機体を撫でました。フランケンシュタインは動くことも話すこともありませんでしたが、
「うん、わかってる。フラちゃん、お前は優しくていい子だよ。お姉ちゃんがいない間、パパとママをよろしくね」
シェリーはフランケンシュタインが返事をしたかのように笑顔で頷きました。
一方、桃太郎はお寺にいました。
「このような次第で僕たちは鬼ヶ島に旅に出ます」
本堂の中、桃太郎は喜一に言いました。




