12-2
「桃ちゃんー、わたしはいったいー、なにをどうしたらいいのー」
シェリーも歌で返しました。
「シェリーよー、君の素晴らしいポルターガイストをー、道場破りに叩き込んでおくれー」
「つまりこういうー、ことーかーしらー」
シェリーは桃太郎の腹部に両手を当てると
「URAMESI☆YAッ!」
とポルターガイストを叩き込みました。シェリーの手のひらから霊的な衝撃波が放たれ桃太郎の体内でスパークしました。
「うっ!気持ち悪い!」
桃太郎はうずくまりました。
「シェリー、僕ではなくー、道場破りにポルターガイストするのだー」
「間違えちゃったわー、ごめんあそばせー」
桃太郎とシェリーは歌い合いにナクラは置いてけぼりになりました。
「唐突のミュージカル形式は混乱する。俺は道場破りではないと言っているではないか、話を聞いてくれ」
ナクラは言いました。
「これは失礼した。とりあえず食事中なので、ナクラも食べる?」
桃太郎が気を取り直して聞くと、ナクラはお腹を押さえながら
「そう言えば昨日から何も食べてない」
と、頷きました。
こうしてナクラも一緒にご飯を食べました。
みんながご飯を食べている間、シェリーはオルガンを弾いました。そのシェリーの背後に幽霊の女性が現れました。気配に気付いたシェリーが少し首を後ろに向けると、幽霊の女性は屈んでシェリーに何やら耳打ちしました。




