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ももレヴォ  ~桃太郎が世界に対し革命を目論むお話~  作者: 有限よしみ


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第2話『あつまれ!畜生の森』

山の中腹の道、木々が途切れて少しひらけた草地に桃太郎はいました。

その場所からは村の近くを流れる川が見下ろせます。お婆さんがいつも洗濯をしている川です。

桃太郎は目を細めて川の上流を眺めました。川は都の方角に向かって登っています。川に沿って桜の木々が植えられていました。少し前まで美しい桃色の花で川沿いを飾っていたのですが、今はもうほとんどが散って瑞々しい葉桜が日の光に輝いています。

桃太郎の足元に小さな細長い石が立てられていました。野花が添えられているので誰かのお墓のようでした。

桃太郎は振り返ってうっそうとした山の中を見回しながら、持ってきた看板を掲げました。看板には

『求む!人類に復讐を断行する動植物仲間!』

と書かれています。

「どなたか、僕と一緒に人類をやっつけませんかー!」

桃太郎は大きな声で山の中にいる誰かに言いました。

犬と猿と雉が集まりました。

「みなさま。よくお集まりくださいました。僕は桃から生まれたフルーツ少年の桃太郎です」

桃太郎は自己紹介しました。

猿が

「どうしたお前?赤いキノコ食ったか?」

とニヤリとしながら聞きました。

「いいえ。僕は本当に、桃と言う愛らしい果物から生まれし愛らしいフルーツ少年なのです。僕を生んだお母さんである桃は貪欲な人間に食べられてしまいました。そして僕はその人間によって育てられました。これは悲劇と言うほかありません!」

と桃太郎は答えました。

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