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ももレヴォ  ~桃太郎が世界に対し革命を目論むお話~  作者: 有限よしみ


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9-8

「まいったわ。まさかプロポーズされるとは思わなかった。桃ちゃんはかわいいふりして割とやるもんだわね」

シェリーは可愛らしく両手で自分の頬を包みました。頬が少しだけ赤く染まっています。

「そのようですね。ですがシェリー、今のプロポーズを受けてはなりません」

「あら、なぜ?」

「今のプロポーズは、強度としては弱です。強・中・弱、の弱。もし弱プロポーズで恋に落ちてしまったら、シェリーは一生言われる事でしょう。お前は弱プロポーズで恋に落ちてしまったバカなうっかり娘だと」

「なにそれ、屈辱!」

シェリーはプンプン怒りました。

「ですから焦らしたり押したりしながら恋の駆け引きを繰り広げるのです。強プロポーズを引き出すために」

「わかった!」

シェリーは桃太郎のところに行くと

「わたしと一緒に道場破りを退治をしたいのなら、桃ちゃんがわたしのために綺麗なお花をプレゼントしてくれたり、オルガンを弾いてくれたり、もっともっとロマンチックが必要よ」

と言いました。

「道場破りをやっつけるのにお花と音楽が必要なのか。道場経営も楽じゃないな」

桃太郎が難しい顔で腕を組んで考え込みました。

「頑張って!」

シェリーは応援しました。

べルナドットは桃太郎たちの言っていることは良くわかりませんでした。そして会話とは何の関係もなかったのですが、気持ちがウキウキしてしまって木の枝を咥えてシェリーに差し出しました。

「ベルちゃん。今は投げないよ」

シェリーが言いました。

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