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桃太郎は顎を撫でながら
「ふむう。フルーツ少年である俺としては共食いになってしまうが、植物界も弱肉強食だ、しかたあるまい。では山菜を採りに行こう」
と今日の予定を決めました。
桃太郎たちは蔓カゴを持って山菜採りに出かけました。
山道を歩きながら、シェリーが
「桃ちゃんは剣術が得意なんでしょう?剣術の先生をしたらどうかしら?」
と言いました。
「ふむ。実は剣で成り上がることは前から考えていたのだ。僕が名のある兵法者にでもなれば村の奴らも僕のことを見直すことだろうと思って」
桃太郎は答えました。
「いいじゃない。泥棒なんかするよりも素晴らしいことよ」
「だが山賊をやっつけたり町でちょっとした野良試合をやっても僕の世の評価は田舎の乱暴者止まりなのだ。名を上げるチャンスがないかとくすぶっていたのだが、まさか自分が果実生まれのフルーツ少年であることが判明してしまうとは」
「あー、それはどうお話ししたらいいのか…」
シェリーが困った顔をすると、アレキサンダーがシェリーを見上げて歯を剥いてニヤリと笑顔を見せました。
「桃ちゃんは今でも十分に素晴らしいと思いますけどね」
とコペルニクスが言いました。
「村の田舎者どもはどこまでいっても僕をよそ者扱いするんだ。しかしまさかよそ者どころが人類ですらなかったから、結果オーライ?」
桃太郎は自分で言いながらよくわからずに首をひねりました。
「桃ちゃん、変なこと考えないでまじめに剣術をしたらいいと思うよ」
とシェリーが言いました。




