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桃太郎は自分の心臓がどくどくと鳴るのを感じました。
「おのれ人類!」
桃太郎は家の中にあったキビ団子の入った袋を手に家を飛び出しました。
「あっ、あたしのおやつのキビ団子!待ちな!」
お婆さんは手を伸ばしましたが桃太郎は止まること無く駆けていきました。
「誰か!その泥棒をやっつけておくれ!」
桃太郎の背後でお婆さんが大声を上げました。桃太郎の前方に村人の男が二人いました。
「よお、みなしご。今度は泥棒か?」
村人の一人・座九蔵が薄ら笑いをしながら桃太郎に言いました。
桃太郎は正面からジャンプして悪口を言った男にフライングクロスチョップを叩き込みました。
「うわあ!」
座九蔵は地面に打ち倒されました。
もう一人の男・具富男が
「なにをする、この乱暴もん!」
と桃太郎に言いました。
「黙れ環境破壊!」
桃太郎は仁王立ちでブルブル震えながら二人を睨みました。
「僕はこれまで熊や鹿をやっつけてきた。もちろん狩りで収入を得るためだけど、この村を守るためでもあった。しかしそれは間違いだった。僕が守らなければならないのは自然の動植物、ナチュラル側なのだ!目覚めたぞ、僕はフルーツだ!」
桃太郎はこみ上げてくる怒りに我を忘れました。




