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ももレヴォ  ~桃太郎が世界に対し革命を目論むお話~  作者: 有限よしみ


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第6話 『悪魔の武器バアル!沢蟹たちよ震えて眠れ』

朝、山小屋の中で桃太郎と動物たちは相談事をしていました。

そこに幽霊のシェリーが

「おはよー!」

と入り口に掛けたムシロをすり抜けて入って来ました。

「シェリーは幽霊なのに元気だな。しかもこんな朝から出てきて」

桃太郎は言いました。

「わたし、いい子だから早起きするの」

シェリーは得意顔です。

「ところで今日はみんなで何をするの?まさかまた泥棒なんてしないわよね?」

シェリーは桃太郎たちに聞きました。

「昨日の仕事で桃ちゃんの竹刀が折れちまったからよ、新たな武器をどうするか相談中だ」

とアレキサンダーが言いました。

「木の棒はいいよねー。僕、お散歩で木の棒を見つけたら持って帰るんだよ」

とべルナドットが言いました。

桃太郎は難しい顔をしながら

「シェリーの父ちゃんのカラクリ人形はそりゃあ硬くって、竹刀が折れてしまった。人類と戦うためにはもっと強力な武器が必要だ」

と言いました。

「人類と戦うだなんて、桃ちゃんはなぜそんな怖いことを?女の子みたいな優しいお顔をしているのに」

そう言いながらシェリーは両腕を伸ばして桃太郎の顔を両手で包み込みました。桃太郎は頬にふわりと風が当たったような感触を感じました。

「僕は桃から生まれたフルーツ可愛いフルーツ少年なのだ。環境破壊を繰り返す愚かな人類をやっつけるため植物界から派遣された恐るべき戦士なのさ」

桃太郎はドヤ顔で言いました。

「ねえ桃ちゃん。たとえ見た目が綺麗でも食べてはいけないキノコがあるのよ。たとえば赤いキノコ」

シェリーは両手を胸の前で組み合わせながら心配そうに言いました。

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