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「すごい。幽霊なのに演奏できるのですね」
コペルニクスが感心しました。
シェリーは得意顔で
「わたし、こんなこともできるよ」
と手のひらを上に向け、そこにパンッパンッと小さな破裂音を起こして見せました。次に指で小屋の中に転がっていた壷を指すと、壷がひとりでに転がったうえにぴょんと跳ねて逆さに立ちました。
「なんだいこりゃ?」
とアレキサンダーが聞くと
「ポルターガイストよ」
とシェリーは答えました。
「すごいねー」
とべルナドットは感心しました。
「わたしが思いっきりポルターガイストをしたら誰もいない部屋でも大騒ぎになっちゃうの。全然楽しくないけど」
とシェリーは言いました。
「そいつぁつまんねえだろうよ。どうせだったらみんなで大騒ぎしようぜ」
とアレキサンダーはギターをジャカジャカ鳴らしました。
「そのとおりですよ。せっかくこうして楽器もあるのです。みんなで歌ったり踊ったりしましょう」
とコペルニクスが言いました。
「じゃあ僕歌うね!」
とべルナドットが嬉しそうに言いました。
こうしてアレキサンダーがギターをかき鳴らし、コペルニクスが羽や尾を振って踊り、べルナドットが
「ウォウ!ウォウ!ウォゥウォウォウ!」
と唸り声のように歌いました。
「じゃあわたしもオルガンとポルターガイストするね」
とシェリーはオルガンを弾きました。彼女の周りで破裂音がしたり、壷が転がったり、蔓カゴや木の箱やが空中に浮いたりしました。踊っているコペルニクスまで彼女のポルターガイストによって不規則な動きでふわふわ宙を漂っています。




