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ももレヴォ  ~桃太郎が世界に対し革命を目論むお話~  作者: 有限よしみ


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5-4

「すごい。幽霊なのに演奏できるのですね」

コペルニクスが感心しました。

シェリーは得意顔で

「わたし、こんなこともできるよ」

と手のひらを上に向け、そこにパンッパンッと小さな破裂音を起こして見せました。次に指で小屋の中に転がっていた壷を指すと、壷がひとりでに転がったうえにぴょんと跳ねて逆さに立ちました。

「なんだいこりゃ?」

とアレキサンダーが聞くと

「ポルターガイストよ」

とシェリーは答えました。

「すごいねー」

とべルナドットは感心しました。

「わたしが思いっきりポルターガイストをしたら誰もいない部屋でも大騒ぎになっちゃうの。全然楽しくないけど」

とシェリーは言いました。

「そいつぁつまんねえだろうよ。どうせだったらみんなで大騒ぎしようぜ」

とアレキサンダーはギターをジャカジャカ鳴らしました。

「そのとおりですよ。せっかくこうして楽器もあるのです。みんなで歌ったり踊ったりしましょう」

とコペルニクスが言いました。

「じゃあ僕歌うね!」

とべルナドットが嬉しそうに言いました。

こうしてアレキサンダーがギターをかき鳴らし、コペルニクスが羽や尾を振って踊り、べルナドットが

「ウォウ!ウォウ!ウォゥウォウォウ!」

と唸り声のように歌いました。

「じゃあわたしもオルガンとポルターガイストするね」

とシェリーはオルガンを弾きました。彼女の周りで破裂音がしたり、壷が転がったり、蔓カゴや木の箱やが空中に浮いたりしました。踊っているコペルニクスまで彼女のポルターガイストによって不規則な動きでふわふわ宙を漂っています。

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