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ももレヴォ  ~桃太郎が世界に対し革命を目論むお話~  作者: 有限よしみ


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第5話 『オルガンの亡霊』

真夜中、山小屋の中。

桃太郎と動物たちは学校から盗み出した戦利品をみんなで確認しました。

「こいつはどうも外国の三味線みたいだぜ」

アレキサンダーはケースからギターを取り出すと弦をはじいて音を鳴らしました。

「いい音が鳴る。俺にぴったりの楽器だ」

アレキサンダーは器用にギターをジャカジャカと奏でてみせました。

桃太郎とべルナドットとコペルニクスはオルガンの周りをグルグルしながら、撫でてみたり鍵盤を押してみたり、いったいこれが何なのか正体が分からず困っていました。

偶然にべルナドットがオルガンの足元にあるペダルを踏んだのと同時に、桃太郎が鍵盤を抑えていました。そうすると、不思議な柔らかい音がオルガンから響いたのです。

「おおお?何をどうした?」

桃太郎はべルナドットがペダルを踏んでいるのに気が付いて自分もペダルを踏んでみました。また、音が鳴りました。

「なるほど。ペダルを踏んで上のここを押したら音が鳴る仕組みだ。これも楽器だな」

桃太郎はペダルを踏みながらてきとうに鍵盤を押さえました。オルガンは桃太郎たちが聞いたことのない不思議な音を鳴らしました。

桃太郎はオルガンが珍しくて、しばらく色々な音をならして楽しんでいました。

そうこうしていると、コペルニクスが慌てて

「あっ、桃ちゃん、心の準備をしてください」

と桃太郎に言いました。

「なに?」

桃太郎が戸惑って聞き返しました。それにコペルニクスが答える間もなく、桃太郎が予想だにしなかった怪奇現象が彼を襲ったのです。

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