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ももレヴォ  ~桃太郎が世界に対し革命を目論むお話~  作者: 有限よしみ


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4-6

「僕はずっと、僕の本当の親は立派な武士で、その武士の家が代々信仰している神仏が守ってくれているとばかり思っていた。だが僕は果物生まれだから実際には果実のご加護だったわけだ。フルーツよ我を守り給え!」

桃太郎はベルナドットと交代して荷台を引きました。

「桃ちゃん、そんな不確かなものをあてにして身を危険にさらしてはいけませんよ」

とコペルニクスが心配そうに言いました。

「僕はこの不思議な力を排他的桃太郎バリアーと呼んでいるが、確かに発動条件がハッキリしない。カラクリ人形と戦った時には発動したのに、喜一のお師匠の時なんかはまったくだった。果物の不思議は気まぐれなのだ」

と桃太郎は言いました。

桃太郎たちは川沿いの道を村の方向に歩いきました。途中、道の端っこに二本の柱、橋の入り口に立てられる親柱があるところに差し掛かりました。親柱はあるのですが橋は架けられていません。

「ここには昔、橋が架かっていたらしい。僕が生まれる前に戦で壊されたんだってさ」

と桃太郎が動物たちに説明しました。

べルナドットが

「ここに橋があったらお家まで近いのにね」

と残念そうに言いました。

「おかげで俺たちは遠回りってわけだ。戦なんてのはろくなことがねえや」

とアレキサンダーも残念そうに言いました。

「愚かなことです。橋を架けるために知恵を備えたのであって、橋を燃やすのは野蛮でしかありません」

コペルニクスが評しました。

桃太郎たちは川沿いの道を下って家路を急ぎました。



第4話 おわり

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