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ももレヴォ  ~桃太郎が世界に対し革命を目論むお話~  作者: 有限よしみ


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4-5

ウィリアム博士は桃太郎を追ってフランケンシュタインを突進させようとしました。しかし、フランケンシュタインの両肩部分から細く蒸気の柱がプシューッと吹き上がり、カラクリ人形は地面にうずくまるような格好で動かなくなってしまいました。

「しまった!まだ蒸気が十分に溜まっていなかった!」

フランケンシュタインの中でウィリアム博士が大きな声で言いました。

桃太郎はその隙に走って逃げていきました。

月明かりの下、川沿いの道。桃太郎は仲間たちに追いつきました。

「桃ちゃん!」

と荷台のオルガンの上で見張りをしていたコペルニクスが桃太郎を見つけ喜びました。

「おお、無事だな!」

荷台を押しているアレキサンダーが言いました。

前で荷台を引いていたべルナドットも後ろに来て桃太郎を迎えながら

「怖いカラクリ人形だったね。桃ちゃん、怪我は無い?」

と心配しました。

桃太郎は顔に巻いている布を脱ぎながら

「大丈夫。僕には果物のご加護がついてるから」

と言って仲間たちと一緒に荷台を引いて歩き出しました。

「果物のご加護?」

コペルニクスが聞きました。

「いつもそうだ。僕が大怪我しそうになると不思議な力が僕を守ってくれるんだ。さっきもカラクリ人形の攻撃から僕を守ってくれた。きっと果物のご加護に違いない」

「それは…不思議なことですね」

コペルニクスはちらりとベルナドットとアレキサンダーに目配せをしました。ベルナドットもアレキサンダーも、黙って二人の話を聞いています。

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