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「恐るべき兵器だ!みんなはお宝を持って先に逃げてくれ、ここは僕が時間を稼ぐ!」
桃太郎は荷台から竹刀を取り出すとフランケンシュタインに立ち向かいました。動物たちは荷台を引きながら走って逃げだしました。
「なに!?子供か?」
フランケンシュタインの頭部から放たれる光に映った桃太郎を見てウィリアム博士が言いました。
ウィリアム博士の操縦によって、フランケンシュタインが桃太郎を捕まえようと右腕を伸ばしました。桃太郎は身軽にジャンプして逃げながらフランケンシュタインの腕に竹刀を振り下ろしました。しかし硬い木で作られた機体に竹刀は弾かれてしまいました。
「なんとういう硬さなのだ!外国のカラクリ人形は化け物か!」
桃太郎は手に返って来た硬い感触に驚きました。
フランケンシュタインは左手、右手と交互に桃太郎に向かって拳を繰り出しました。桃太郎は飛びのいたり、地を這うようにしてくぐったりしながら攻撃を避け続けました。
「ちょこまかと動く!」
フランケンシュタインからウィリアム博士のいら立つ声があたりに響きました。
桃太郎は隙を見て竹刀をフランケンの胴体部分に叩きつけましたが、逆に竹刀の方が折れてしまいました。
お返しとばかりにフランケンシュタインが桃太郎に向かって腕を伸ばしました。その拳は硬く握られています。
フランケンシュタインの硬く巨大な拳が桃太郎を打とうとしたその瞬間、桃色の妖しい靄が一瞬だけ現れ桃太郎の体をふわりと包み込み、フランケンシュタインのパンチから彼を守りました。
桃太郎は横に飛んでゴロゴロと転がってフランケンシュタインとの距離を取りました。
「なんだ今のは?」
ウィリアム博士は目を丸くしました。




