第4話 『自然破壊の先兵!フランケンシュタイン大地に立つ!!』
翌日、夕日が沈もうとする頃、桃太郎たちは山を下り村から都に続く川沿いの道を上っていきました。目指す学校は都の南西の端っこにあります。桃太郎は今回も顔を覆面で覆い「ピーチ・ザ・セカンド」に変装していました。
やがて日も沈み、空にお月さまと星々が登ったころに桃太郎たちは学校に到着しました。それは外国風の作りをした珍しい建物です。
桃太郎たちはお宝を運ぶために荷車を引いて来ていました。彼らは荷車を学校入り口に置き、侵入できるところがないか扉や窓を確かめました。天井近くの日の光を採るための窓が開いているのをアレキサンダーが見つけ、コペルニクスがそこから中へ侵入しました。コペルニクスはくちばしで器用に廊下の窓のカギを外して仲間を学校へ招き入れました。
窓からさす月明かりを頼りに桃太郎たちは学校内をうろうろと、宝物が無いか探して回りました。
ぎしぎしと鳴る木の廊下を歩き、一つ一つ教室を覗いていきます。ほとんどは黒板と質素な机と椅子が並んでいるだけでお宝は見当たりませんでした。
ある教室をのぞいた時
「きゃあっ!」
と桃太郎が驚いて悲鳴を上げました。彼につられてベルナドットも
「きゃあっ!」
と腰を抜かしました。
薄明りに照らされて人間の全身の骨が立っているのです。アレキサンダーが近づいて確かめました。
「偽物の骨だな。木で作ってある」
とアレキサンダーは言いました。それはつり台から糸で吊り下げられていていかにも骨が立っているように見えました。
「人騒がせ、いや、フルーツ騒がせな。いったいなんのつもりだ」
桃太郎が軽く触ると骨の作り物は揺れてカラカラと乾いた音を立てました。




