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ももレヴォ  ~桃太郎が世界に対し革命を目論むお話~  作者: 有限よしみ


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20-10

盗賊たちと入れ替わりにバントラインが廃寺に入ってきて桃太郎たちにお礼を言いました。

「ありがとうございます。これで猫たちは集会を開くことが出来ます。みんなを呼んできますのでお待ちください」

やがてバントラインが仲間の猫たちを引き連れてきました。おかしなことにどの猫もバントラインと同じように手拭いをほっかむりに被っています。

猫たちは桃太郎たちに

「ありがとにゃー」「サンキュー」「にゃー」

と感謝の言葉やただの鳴き声を伝えました。

「ねえ、なんでみんな手拭いを頭に巻いてるの?」

シェリーが尋ねると

「僕らはここで猫踊りを楽しむのです。手拭いはまさにマストアイテム」

バントラインが答えました。

「猫ちゃんたちがダンスをするのね!見てみたい!」

シェリーは目を輝かせました。

「ええ、ぜひご覧になってください」

バントラインは言いました。

こうして猫踊りが始まりました。猫たちは円になると二本足で立って、にゃんにゃん・にゃーにゃー、とかけ声をかけながら踊りました。

シェリーは大喜びで猫たちのまねをして踊りました。ベルナドットも楽しくて尻尾を振りました。アレキサンダーがギターを奏でたので猫たちの踊りはいよいよ盛り上がりました。コペルニクスも羽を広げて踊りましたし、桃太郎とナクラとラミアは手拍子で猫たちをはやし立てました。みんなで、この不思議な猫の集会を楽しんだのです。

廃寺の外では、障子に踊る猫たちの影が映っています。今日もお月様が出ていました。月明かりの下、奥方は目を閉じ手を合わせて神仏に祈りを捧げているのでした。




第20話 おわり

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