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ももレヴォ  ~桃太郎が世界に対し革命を目論むお話~  作者: 有限よしみ


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20-9

「お前達はいったいなんなのだ!?」

盗賊が震えながら桃太郎に聞きました。

桃太郎は白目を剥いたまま

「僕は自然界が人間に使わした恐るべき復讐者である。我々ナチュラル同盟軍の領域であるこの廃寺を不法占拠した。呪いを授けよう」

と盗賊の一人を指さしました。

「URAMESI☆YAッ!」

シェリーが指さされた盗賊の横腹にポルターガイストを打ち込みました。

「あああっ!腹がブルブルブルブル!」

盗賊はお腹を押さえてうずくまりました。仲間の盗賊たちは慄きました。

その直後、盗賊達の心にとどめを刺す出来事が起こりました。8本足の逆ヤマタノオロチになったラミアが廃寺に飛び込んできたのです。

「きゃあああああ!」

盗賊達も桃太郎もナクラもシェリーも、ついでにラミアの背後にいたベルナドットも悲鳴を上げました。

盗賊達は怯えきってお互いくっついて固まりながら桃太郎たちに命乞いをしました。

「ここから出て行きます!どうか命だけはお助けください!」「なんまんだぶなんまんだぶ!」「どうかお慈悲を!」

跪いて命乞いをする盗賊達を桃太郎たちが取り囲んでいます。

「僕たちのサンクチュアリに無断で入った人間どもは、ナチュラル同盟軍主催地獄のディナーショーの前菜として食われてしまうのだ。僕たちはお前達の血肉を頬張りながら地獄の猿が奏でる悪魔的音楽を楽しむってわけさ。だがお前達がそのように反省しているのであれば一度だけチャンスをやろう。盗賊などやめて果物を育てるのだ。そして毎年初物の果物をお寺に納めるのがよい。そうすれば命だけは助けてやろう」

桃太郎は重々しく盗賊達に言いました。

「わかりました!」「必ず、美味しいフルーツを作ってお寺に納めます!」「素晴らしい果樹園を作り上げて見せます!」

盗賊達は誓いました。そして彼らは廃寺から逃げ出しました。

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