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ももレヴォ  ~桃太郎が世界に対し革命を目論むお話~  作者: 有限よしみ


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20-6

内陸の街道。

バントラインに案内されて桃太郎たちは街道を逸れた獣道を進んで、草木に隠された先にある廃寺に到着しました。

お日さまは傾き、夕暮れが近づいています。

廃寺の中、所々破れた障子の穴から人が動いているのが見て取れました。盗賊達がいるのです。

「盗賊達は何人くらいいるのですか?」

コペルニクスがバントラインに聞きました。

「僕は猫なので正確なことは言えませんが5人より多くて10人より少ないと言ったところでしょうか」

バントラインは答えました。

「じゃあ6人から9人か」

ナクラが答えると

「黙れ小僧」

バントラインは無意味に悪態をつきました。

「どうする。僕とナクラで奇襲攻撃を仕掛けてやっつけるか?」

桃太郎が言うとバントラインがそれを止めました。

「乱暴はおやめください。廃寺は猫たちの聖域サンクチュアリ。人間達の血で汚したくはありません。僕たちとしては人間どもがいなくなってくれさえすれば良いのです」

バントラインは言いました。

コペルニクスが

「それでは、私たちで世にも恐ろしい怪物のフリをして盗賊達を驚かせて追い払うというのはいかがでしょうか」

と提案しました。ですがその案はシェリーにとって不十分だったのです。

「ただ追い払うだけではダメ。彼らは他のところで泥棒をしてしまうかもしれない。心を入れ替えさせて、正しい人にするのよ」

コペルニクスはまぶたを閉じて考えました。

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