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ももレヴォ  ~桃太郎が世界に対し革命を目論むお話~  作者: 有限よしみ


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20-4

シェリーよりも桃太郎が先に答えました。

「猫よ。話は聞かせて貰った。僕はフルーツ少年の桃太郎。僕の人生のテーマは人類に対する復讐だ。たった今、君たち猫と僕は共通の敵と戦っていることが確認されました。だから君たちも僕の結成したナチュラル同盟軍に加盟して人類滅亡のために行動を共にすべきじゃないかしら?」

桃太郎はバントラインに問いかけました。

「フルーツ少年?」

バントラインが首を傾げると、シェリーが

「桃ちゃんは自分がフルーツの桃から生まれたと思っているの」

と説明しました。

バントラインは目をまん丸くして

「そういうことってありますよね」

と適当に話を合わせました。

「しかし山の中の廃寺なんかを誰が占拠しようというのだろう」

ナクラが言うと、ラミアが

「盗賊の類いに違いあるまい」

と答えました。

「だとしたら村の人たちが危ないわ。猫ちゃんたちも困っている。桃ちゃん、なんとかしてあげて」

シェリーが桃太郎にお願いしました。

「わかった。僕が廃寺から盗賊達を追い払ってあげよう。代わりに君たちは僕のナチュラル同盟軍に加入するんだよ。そして来るべき聖戦の日には君たち猫の恐るべき牙と爪で人類を迎撃するの。これで人類の8分の5は壊滅まちがいなしだよ」

桃太郎が言うと、バントラインはまん丸の目でシェリーを黙って見つめました。

シェリーは小さい声で

「ごめんね」

とバントラインに謝るのでした。

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