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ももレヴォ  ~桃太郎が世界に対し革命を目論むお話~  作者: 有限よしみ


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19-18

ラミアは大喜びで

「ナクラと出会えたし、みんなとも友達になれたし、本当にうれしいのじゃ。記念にこれをプレゼントするのじゃ」

とナクラに玉石を差し出しました。

「我が長い時間、妖術のちからを込めた玉石じゃ。一度だけ怪我を治す妖術を使うことができる」

ラミアは言いました。

「これ、シェリーの病気は治せる?」

とナクラが聞くと

「すまぬがそれは無理じゃ。この玉石は怪我を治す妖術しか込めておらん。シェリーのそれはやっかいな病気じゃ。治すには薬がいる」

とラミアは申し訳なさそうに言いました。

「薬?」

桃太郎が聞き返すと、ラミアはナクラの頭の角を指さしました。

「ああ、やっぱりそうか」

桃太郎はがっかりしました。

シェリーはラミアを傷つけまいと

「大丈夫だよ!だってみんなで鬼ヶ島に行って角をわけてもらうんだから」

と笑顔を見せました。

「だが、どうするか。俺の角は頭巾で隠せるけど、ラミアのヘビの体は簡単には隠せそうもない。旅は夜に移動して昼間は休むようにしようか」

とナクラが言いました。

「我は人間に変身できる。魔法少女じゃ」

とラミアは言いました。そして両手を胸の前で組むと、指で印を結びながら

「臨!兵!闘!者!皆!陣!烈!在!前!」

と呪文を唱えたのです。そして呪文の締めに

「えいや、どろん」

と掛け声を発すると、ラミアの体は煙に包まれました。そして下半身もすっかり人間の姿に変化したのです。

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