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ラミアは大喜びで
「ナクラと出会えたし、みんなとも友達になれたし、本当にうれしいのじゃ。記念にこれをプレゼントするのじゃ」
とナクラに玉石を差し出しました。
「我が長い時間、妖術のちからを込めた玉石じゃ。一度だけ怪我を治す妖術を使うことができる」
ラミアは言いました。
「これ、シェリーの病気は治せる?」
とナクラが聞くと
「すまぬがそれは無理じゃ。この玉石は怪我を治す妖術しか込めておらん。シェリーのそれはやっかいな病気じゃ。治すには薬がいる」
とラミアは申し訳なさそうに言いました。
「薬?」
桃太郎が聞き返すと、ラミアはナクラの頭の角を指さしました。
「ああ、やっぱりそうか」
桃太郎はがっかりしました。
シェリーはラミアを傷つけまいと
「大丈夫だよ!だってみんなで鬼ヶ島に行って角をわけてもらうんだから」
と笑顔を見せました。
「だが、どうするか。俺の角は頭巾で隠せるけど、ラミアのヘビの体は簡単には隠せそうもない。旅は夜に移動して昼間は休むようにしようか」
とナクラが言いました。
「我は人間に変身できる。魔法少女じゃ」
とラミアは言いました。そして両手を胸の前で組むと、指で印を結びながら
「臨!兵!闘!者!皆!陣!烈!在!前!」
と呪文を唱えたのです。そして呪文の締めに
「えいや、どろん」
と掛け声を発すると、ラミアの体は煙に包まれました。そして下半身もすっかり人間の姿に変化したのです。




