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ももレヴォ  ~桃太郎が世界に対し革命を目論むお話~  作者: 有限よしみ


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18-14

「それでは失礼します。ピーチ・ザ・セカンドを追え、地の果てまで追うんだ!」

ナクラは狩尾の縄を解いてやりもしないで、塀を飛び越えて行ってしまいました。

弥平は狩尾や役人達の戒めを解いて助けました。

「狩尾様、泥棒が盗んだ物とは知らずオラはあずきと米を食べてしまいました」

弥平は言いました。

「そんなことはもう良いのだ。お前がいなければワシはどうなっていたことか。お前は命の恩人だ。あずきでも米でも、たっぷり礼をせねばならぬ」

狩尾は弥平の手を握って何度も頭を下げました。残って様子を見ていたシェリーはこのやり取りを見て安心し、桃太郎たちの所に行きました。

月明かりの下、桃太郎たちは町を離れ西へ向かい歩きました。ベルナドットは作戦の間ずっと屋敷の外で待っていました。塀を越えるのがベルナドットには難しかったからです。

「大泥棒と言っておきながら結局何も盗らなかったな」

ナクラが言いました。

「ねらったのが土地だったからな。僕のポケットには大きすぎらぁ」

桃太郎が言うとシェリーがクスクス笑いました。

「しかしどうしてシェリーはお千代ちゃんのピンチがわかったんだ?」

桃太郎が不思議がりました。

「お千代ちゃんのママが、お千代ちゃんを助けたくて神様にお祈りをしていたの。それが・・・いろんな偶然でわたしに伝わったのよ」

シェリーはなんとなく言いづらそうに説明しました。

桃太郎はまた両手で顔を覆ってしまいました。アレキサンダーがニヤリとして桃太郎の背中を撫でました。

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