18-12
「あれぇ!」
役人は悲鳴を上げました。
彼の目の前に、覆面をしたピーチ・ザ・セカンドこと桃太郎が現れました。桃太郎は役人をチョップで気絶させました。
「あっ、くせもの!」
桃太郎の背後で声がしました。振り返ると、狩尾と役人達がいました。彼らは刀や槍などを手にしています。
「動物を連れているが、見たところ一人ではないか。みなのもの、やっつけてしまえ!」
狩尾が命令すると、役人達は桃太郎をとり囲みました。
「シェリー、頼んだぞ」
桃太郎が小声で言うと、姿を透明にしているシェリーが
「まかせて!」
と答えました。
「我こそは世界を股にかける大泥棒のピーチ・ザ・セカンドだ!我が恐るべきポルターガイストをお見舞いしてくれる!」
桃太郎が言うと、シェリーはぴょんぴょんと跳ねて移動しながら役人達にポルターガイストを叩き込みました。
「ぎゃああああ!」「体がぁ!」「気持ち悪いぃぃぃぃ!」
役人達は体内に発生した謎の振動に驚き戦意喪失しました。すかさず桃太郎が飛びかかって蹴りや、バール攻撃で役人達を気絶させていきました。役人達も反撃しましたが、桃太郎にはかないませんでした。役人達はたいした時間もかからず全員倒されてしまったのです。
「ア アラララァ ア アァ!?」
と狩尾は動揺しました。そんな彼を、上から降ってきた縄が捕らえました。
「あっ!」
気がついたときにはもう手遅れで、後ろに回り込んでいたアレキサンダーが縄を引っ張って狩尾を縛り上げました。




